グローバルで3月に発表された「HUAWEI P40」シリーズが6月12日から順次国内販売を開始

ファーウェイ・ジャパンは6月2日、オンラインでAndroidスマートフォンの新製品「HUAWEI P40」シリーズを発表した。ラインアップは、「HUAWEI P40 Pro 5G(P40 Pro 5G)」「HUAWEI P40 lite 5G(P40 lite 5G)」「HUAWEI P40 lite E(P40 lite E)」の3モデル。税別実勢価格は、P40 Pro 5Gが10万8800円、P40 lite 5Gが3万9800円、P40 lite Eが2万4800円。P40 Pro 5Gを6月12日、P40 liteとP40 lite Eを6月19日に発売する。

「HUAWEI P40」シリーズは、グローバルで今年3月に発表されたモデル。Pシリーズの代名詞である、カメラ性能を極限まで進化させたのが特徴だ。フラグシップモデルのP40 Pro 5Gは、約6.58インチ(2640×1200、19.8:9)の有機ELのフルビューディスプレイを採用。側面まで画面で包み込むようなカーブフォルムで没入感やグリップ感を高めている。

アウトカメラは4眼構成。背面の長方形の枠に超広角カメラ(18mm、4000万画素、f/1.8)、広角カメラ(23mm、5000万画素、f/1.9)、5倍望遠レンズ(125mm、1200万画素、f/3.4)、ToFカメラ、色温度センサーを搭載している。センサーサイズは1.28インチと非常に大型で、iPhone 11 Pro Maxと比較して200%多く光を取り込めるという。

AI機能の進化も見逃せない。新たに追加したゴールデンスナップは、撮影時に複数の写真を記録してベストショットを選択できたり、写真上から通行人を除去できたり、ガラスの反射除去ができたり、高度な編集を手軽に行うことが可能。インカメラは4Kセルフィー撮影やポートレート撮影にも対応している。カラーは、シルバーフロストとブラックの2色。

普及価格帯のP40 lite 5Gは約6.39インチのフルビューディスプレイで、インカメラが画面上部の端に設けられている。最大6400万画素の4眼構成で超広角・ポートレート・マクロといった、さまざまな撮影シーンに対応。動画撮影機能は、960fpsのスローモーション、4Kビデオ、タイムラプスなどフラグシップ並みの性能を備えている。カラーは、スペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラックの3色。

これまでは「lite」が最も手頃なモデルに位置付けられていたが、今回はさらに廉価なP40 lite Eをラインアップ。約6.39インチで3眼、メモリ4GB/ストレージ64GBで、2万円台ながらコストパフォーマンスに優れたモデルに仕上がっている。カラーは、ミッドナイトブラックとオーロラブルーの2色。

なお、発売する3モデルともに米国の禁輸措置の影響でGoogleモバイルサービス(GMS)に非対応。アプリは、ファーウェイ純正の「Huawei AppGallery」からインストールする必要がある。発表会では、このHuawei AppGalleryについても多くの時間が割かれた。

GMS非対応は日本の消費者にとっても関心の高い問題となっているが、Huawei AppGalleryは急ピッチで日本市場向けに環境を整備しており、発表会で示されたアプリの一覧にLINEやメルカリ、楽天など日本人の利用頻度の高いアプリもあった。

同社では、新製品発売を記念して購入者限定のキャンペーンを開催。U-NEXT最大6カ月見放題やNAVITIMEプレミアムコース1年間無料、HUAWEI Mobile Cloud(50GB)1円間無料などを実施する。