舞台「MOJO(モジョ)」の制作発表が12日、東京都内で行われ、出演者のTAKAHIRO、波岡一喜、木村了、尾上寛之、味方良介、横田龍儀ほかが出席した。
本作で初舞台、初主演を飾るTAKAHIROは「右も左も分からないところに飛び込んでいくので、いろんなことを学びながら一生懸命食らいついてやっていきたい」と意気込みを語った。
また「稽古以外のプライベートな時間にも、一緒に飲みに行かせていただいたりして、個人的な思い出を作っていけたら」と共演者との交流も楽しみにしている様子だった。
日本では初演となる舞台は、1990年代から英演劇界で活躍し、現在はハリウッド映画界からも熱い注目を集めるジェズ・バターワースのデビュー作。抜群のリズム感に満ちたスピーディーな会話で、若者たちの不安定な心理をあぶり出していく。
TAKAHIROは、これまで他のEXILEメンバーが出演する舞台を何度か鑑賞してきたといい「舞台はライブと違って1日2公演があったりする。本当にこの物語を1日2回もやるの?こんなことをよくやっているな…というイメージだったので、自分がやる日がくるとは夢にも思っていなかった」と驚きを口にした。
一方「みんなが一皮も二皮もむけて成長していく姿を隣で見てきた」とし、オファーを受けた当初は「自分も(この舞台で)新しい自分に出会えるのかなという楽しみがある反面、恐怖と不安といろんなものが入り混じった感覚だった」と振り返った。
TAKAHIROが演じるのは、冷静さと狂気を持ち合わせた主人公ベイビー役。「やりがいなどは、稽古の中で日に日に感じていけたらいいのかな…」とまだ手探り状態だが、役づくりについては「なんせ狂っているような役。(自分自身も)緊張でどんどん狂ってくると思うので、その感じを役に生かしつつ演じられたら」と前向きに語った。
舞台は6月23日~7月14日、都内、品川プリンスホテル クラブeXで上演。