相合傘で仲良くチャン・グンソク(右)とユナ(左) 撮影:堀 弥生
韓国出身の俳優、チャン・グンソクとユナ(少女時代)が7月24日、東京・お台場フジテレビでドラマ『ラブレイン』(月~金曜、「韓流α」枠15時52分~)の記者会見を行なった。
同作は、日本で爆発的なヒットとなったドラマ『冬のソナタ』のユン・ソクホ監督が6年ぶりに手がけた作品で、人気スターのチャン・グンソクとユナが主演ということもあり放送前から話題を集めている。25日(水)からの地上波初放送に先駆け、日本で初めての2ショット会見が実現した。
劇中では、70年代と現代のふたつの時代を舞台に、ふたりはそれぞれの時代に生きる主人公を一人二役で演じている。チャン・グンソクは「ひとつの作品で全く違ったキャラクターに挑戦できるのは、とても意味のあること」とし、キャラクターについて「70年代の、非常に純粋な心を持ったイナという人物は僕と似たところが多く演じやすかったです。逆に、(現代の)ジュンという人物は、僕がこれまで演じたことのないプレイボーイだし、ユナさんとキスシーンもあって演じにくかった」と説明。一方のユナは「(70年代の)ユニより(現代の)ハナのほうが、ハナの持っている一面が自分にもあると思ったので、演じやすいと思っていましたが、実はそうでもなくて……。自分と似ているだけに、自然に見えるかが心配になりました。最初は易しいと思っていたのですがとても難しかったです」と感想を述べた。
現代と70年代のどちらで生きたいかを問われると、チャン・グンソクは「70年代は、『顔が見たい』『声が聞きたい』と思っても、携帯電話などが無いのですぐにはできなくて、手紙を書いたり、その人の家の前で雨に濡れながら待ち続けなければならなかったという“純粋な気持ち”のある時代。70年代に戻って初恋をしたら、とても美しい記憶が残るのでは」とロマンチックな回答。ユナも「70年代の恋愛を経験してみたい」とし、「現代は“恋愛のスピード”が早い気がします。すぐに告白して、積極的に表現します。でも、このドラマを通して70年代を間接的に経験したら、耐えることや待つこと、自分の気持ちを隠すことが多くて、切実で深い恋愛だったのではないかと思いました」と語った。
今年の2月下旬から3月にかけて北海道でのロケが敢行されたが、チャン・グンソクは「正直死ぬかと思いました」と辛かった様子で、「子どもの頃から寒いのが大嫌いで、いろんなものを準備して行ったんですが……どこも100%雪しかなくてビックリしました」。しかし、「世界が全部雪だけでキレイでした。美しいところを探して2週間、ものすごく疲れたんですが、(スタッフ、共演者ともに)みんなで頑張ろうといって乗り切りました」と苦労の甲斐あって、美しい映像が撮れたことをアピール。ユナは「撮影に9か月くらいかかっています。長い期間でした。たくさんの方にご覧いただいて、初恋を思い出して、感性の面でみなさんが充電していただけたらいいなと思います」とメッセージを送った。
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