宿敵同士のパナソニックとアイリスオーヤマ、上半期No.1だったのはどっちか

全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計した「BCNランキング」の2020年上半期(1~6月)の集計データで、「LED電球・蛍光灯」部門のトップを射止めたのは販売台数シェアが32.3%のアイリスオーヤマだった。2位のパナソニックのシェアは26.2%で、6.1ポイント差の開きがあった。

LED電球・蛍光灯部門で両社は宿敵同士だ。19年(1~12月)の年間販売台数シェアでは、パナソニックが30.3%でトップとなり、アイリスオーヤマは29.8%の2位だった。その前年の18年の年間販売台数シェアはアイリスオーヤマが31.9%でトップとなり、パナソニックは31.0%で2位だった。

さらにさかのぼると、BCNランキングで14年に同カテゴリが創設されてから17年まではパナソニックがトップに君臨していた。つまり、ここ2年でアイリスオーヤマが販売力を急速につけてきたことになる。

20年上半期のシリーズ別販売台数のトップ10を見ると、1~4位と6位にアイリスオーヤマの5機種がランクイン。パナソニックは8位の1機種だった。

1位の「LDA7L-G-6T62P」は、広配光タイプのLED電球で、明るさは810ルーメン(一般電球の60W型相当)、金口はE26だ。消費電力6.9Wで17年度の省エネ法目標達成基準値をクリアしている。(BCN・細田 立圭志)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからPOSデータを通じてスマートフォンやデジタルカメラ、4Kテレビなどの販売台数・金額データを毎日収集・集計しているデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。