新型コロナ禍での美容に関する不満1位は「マスクで肌が荒れる」

クロス・マーケティングは、全国の20~69歳の男女を対象に「美容に関する調査」を実施した。調査は、8月19~20日の期間に行われ、1000人から有効回答を得ている。

調査対象者に、1カ月当たりの美容費を新型コロナウイルス感染症の流行以前と現在とで、それぞれ尋ねたところ、新型コロナウイルス感染症の流行以前に「5000円以下」が70.7%だったのに対して、現在は75.4%だった。

女性の美容アイテムの購入場所は、「ドラッグストア」「スーパー」「大手ECサイト」が新型コロナウイルス感染症の流行以降に増加し、「デパート」「直営店」「バラエティショップ」は減少している。とりわけ、「デパート」については2割弱が「減った」「やや減った」と回答した。

美容に関する不満を尋ねた質問(複数回答)では、44.7%が何らかの「不満がある」と答えている。具体的な不満点については、「マスクで肌が荒れる」が最も多く、「おしゃれをする楽しみが減った」が3位にランクインした。

新型コロナウイルス感染症の流行下でも、美容で満足していることとして(複数回答)、男女ともに「マスクで顔を隠せること」が最多となっている。

現在、あったらほしいと思う美容アイテムを尋ねたところ(複数回答)、「肌に優しいマスク」が最も多く、「マスクにつかないファンデーション(色つき)」「マスクにつかないリップ」がそれに続いた。