2020年第2四半期のDDoS攻撃件数、ステイホームの影響で前年同期比の3倍に

カスペルスキーは、2020年第2四半期(4~6月)のDDoS攻撃に関する調査結果を公開している。

調査によれば、20年第2四半期に「Kaspersky DDoS Protection」が検知・ブロックした攻撃数は、19年同期と比較して約3倍に増加している。また、20年第1四半期(1~3月)と第2四半期の傾向が例年と異なっていたことも明らかになっており、一般的にDDoS攻撃の件数は年初の企業や組織の繁忙期に多くなり、第2四半期が減少する傾向にあるが、20年第2四半期のDDoS攻撃件数は、第1四半期とほぼ同数だった。

20年第2四半期におけるDDoS攻撃の地理的分布をみると、ユニークな攻撃対象数トップ5は第1四半期と同様で、中国(66.02%)、米国(19.32%)、香港(6.34%)、南アフリカ(1.63%)、シンガポール(1.04%)の順となっており、日本(0.18%)も初めて9位にランクインしている。