主演の亀梨和也

 PARCO劇場 オープニング・シリーズ 舞台「迷子の時間-語る室2020-」公開舞台稽古および取材会が6日、東京都内で行われ、出演者の亀梨和也、貫地谷しほり、浅利陽介、松岡広大、忍成修吾ほかが登場した。

 前川知大氏が作・演出を担当する本作は、ある田舎町で失踪した1人の園児と、幼稚園送迎バスの運転手をめぐる事件を、SF的な世界観でつづる。

 主演の亀梨は「すごくすてきな稽古場です。こういった状況の中で、ステージに立たせていただけることに感謝しつつ、来てくださる方に、いい時間を過ごしていただけるように尽くしたいです」と決意を語った。

 5年ぶりの舞台出演となる亀梨。「苦労していることは?」と聞かれると、「家で気持ちを落ち着かせる作業ですね。おうちに帰ってから、本番は大丈夫かなあって、もう1回台本を見たりしているので、お風呂にゆっくり入ったり、新喜劇とか、お笑い芸人さんの番組を見たりして、楽しませてもらっています」と明かした。

 また、稽古期間中は、1人が1品を持ち寄って行う「バーベキュー稽古」があったという。

 貫地谷が「前日に、みんなで何を持ち寄るかを言い合ったら、なんとお肉がなかったんです。そうしたら、次の日(亀梨が)『行ってきました』って、肉を大量に持ってきてくれて。ハマグリも本当においしかった」とエピソードを披露した。

 すると、亀梨は「座長として、いい時間になってくれたらいいなという思いで、ハマグリは前もって手配して。お肉がないぞ、これは事件だということで、ちょっとだけ早起きして、お肉も持っていきました」と笑顔で振り返った。

 舞台は、7日から29日まで都内・PARCO劇場で、12月8日から13日まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演。