グイド役を熱演した城田優

 ミュージカル「ナイン」公開舞台稽古が11日、東京都内で行われ、出演者の城田優、咲妃みゆ、すみれほかが登壇した。

 本作は、イタリア映画界の名匠フェデリコ・フェリーニ監督の自伝的作品『8 1/2 (はっかにぶんのいち)』をミュージカル化した作品。1982年にブロードウェーで初演され、トニー賞の5部門で最優秀賞を受賞した。今回の公演では、演出を藤田俊太郎氏が務め、主人公グイドを城田が演じる。

 城田は「とにかく安全第一で、キャスト&スタッフ一丸となって大千秋楽を迎えられるよう、いつも通り、精いっぱいに舞台に臨んでまいりたいと思います」とコメント。

 そして、「この2020年にふさわしい、さまざまな国の言葉や字幕を使った、多言語のエンターテインメントな内容で、藤田俊太郎さんがお考えになった演出は、非常に面白いので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。また、個性あふれる女性の皆さんのエネルギッシュな歌やお芝居にもご期待ください」とアピールした。

 ルイザ役の咲妃は「千秋楽まで無事に駆け抜けられることを願いつつ、お客さまにエネルギーをお届けできるよう精いっぱい頑張ります」と意気込みを語った。

 クラウディア役のすみれは「この作品は、笑いあり、感動もあり、といろいろな感情を受け取っていただける舞台だと思います。今回、私はクラウディアという大女優役に挑みます。とてもきれいなお衣装とヘアメイクで変身し、コンフィデンスを100パーセントに、大女優に成り切って頑張ります」と語った。

 舞台は29日まで都内・TBS赤坂ACTシアター、12月5日~13日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。