●出演者がスゴイ

アッシャーではじまりMuseで終わるという今年のラインナップ。その間にはジャック・ホワイト、ノラ・ジョーンズ、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ、P!nk、ジェシー・J、アリシア・キーズなどなどなど、とても書ききれないほどの豪華アーティストが勢ぞろいしています(すでに終了したアーティストもあり)。フジやサマソニのラインナップを見てるような錚々たるメンツを、無料で見られる……スゴイ時代になりました。さらにメイン公演前にはオープニング・アクトのステージもあるので、ここで新たなアーティストをチェックするのも楽しみのひとつです。
 

●画質・音質がスゴイ

 

YouTubeやUSTREAMを使用するのではなく、アップルがオリジナルで構築した配信システムにより、映像と音質のクオリティがハンパじゃないです。試しにiTunes Storeのウインドウをフルスクリーンにしてキャプチャしたのが上の画像ですが、フルスクリーンにしてもこの画質です。これならApple TVを使用して大型テレビで観ても耐えうる画質でしょう。さらにライブの生中継で肝心の音質もめちゃめちゃいい。これはぜひいいイヤホンで聴いてみてください。エド・シーランのライブも、アコギの弦のゆらぎからエド君の息づかいまでしっかり聴き取れましたよ。
 

 

●ライブ映像がアーカイブされるのがスゴイ

個人的にはこれがいちばんスゴイというか太っ腹だと思います。生中継されたライブ映像は、公演日から1ヵ月間限定でアーカイブされ、好きな時に観ることができるのです。限定とは言え、1ヵ月も残っていれば自分のペースで楽しむことができるのでかなり便利。実際、今回ご紹介したエド・シーランはアーカイブで観ました。しかも忙しい人用に、オイシイところをピックアップしたハイライトまで用意されているという至れり尽くせり感。
 

 

●生中継だからこその臨場感がすごい

そんなアーカイブを利用するのも賢い手ですが、ここはひとつリアルタイムでの視聴にチャレンジしてほしいところ。生中継している間は、ツイッターなどのSNS上には世界中からライブに対するリアクションが飛び交うので、ワールドワイドにライブの興奮を共有することができます。画質や音質の良さも相まって、生だからこその臨場感もより引き立つはず。

ロンドンとの時差を計算すると、メインアクトのライブが始まるのは日本時間の朝6時ころ。たしかに朝早いですが、いつもより少し早起きして世界一流のアーティストたちのライブを生で体感してから、充実したアタマとココロで出勤! なんてライフスタイルも素敵かも。夏フェスシーズンが終わって寂しい思いをしてる人には、今年ラストの音楽フェスとしてもうひと盛り上がりできますよ。
 

名演が作品として残るのがスゴイ

さすがiTunes発のイベント、フェスを楽しみまくった後のアフターケア(?)も万全です。ライブの音源は後日iTunesにて配信され、購入することができます。映像のアーカイブは1ヵ月で消えてしまいますが、音源でいつまでもフェスの興奮を味わうことができます。過去年の音源をチェックするのもいいですよ。

 

というわけで『iTunes Festival』のスゴさ、伝わったでしょうか? いやほんと、音楽ファンならこのお祭りを見逃す手はないと思うんですよねー。残り半月ちょっとですが、まだまだ見どころはたくさんあるので、ぜひ参加してみてください。

『iTunes Festival』にほかにも、先日行われた 『FREEDOMMUNE 0<ZERO> A NEW ZERO』では全5ステージの模様を全世界に生中継したり(会場に行きましたが最高のイベントでした)、アメーバピグ内で夏フェス『a-nation』の模様を生中継するなど、ネットでライブの生中継を見ることもそんなに珍しいことでは無くなってきました。これからもリアルとネットを繋ぐ、個性的なイベントがどんどん登場するといいですね。

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