Q.前職を退職してから、就職活動をしましたが、ことごとく落ちてしまっています。そろそろブランクが気になってきました。ブランクはやっぱり不利なのでしょうか。

相談者 Bさん 26歳 男性 ブランク1年

 

A.ブランクが有利か不利かといわれれば、不利になります。

なぜかというと、即戦力を求めているのに、長期間ブランクがある人は、慣れるまで仕事についてこれないのではないかと採用側が考えてしまうからです。

なおBさんは1年でそろそろ気になっているようですが、採用側は3ヶ月のブランクでも、評価を下げます。まずその認識の元に、ブランク中に再就職に向けてどのような活動をしてきたのかを、しっかり理論立てて説明すべきでしょう。

ブランクのある人に、ブランク期間の説明を求めると、よくあるのは「受けても受けても落ちて、ブランクになりました」との返答を多く耳にします。しかし、これは言ってはいけません。採用側に、「それだけ落ちるならやはりだめなのかな」と考えさせてしまいます。

「ブランク期間中の活動で、よいところまで進みましたが、やはり納得いく活動をしたいので、辞退しました」の方がまだ納得できます。ただし応募した会社の社名や後ろ向きだなと受けとられる辞退理由は避けた方が賢明でしょう。

またBさんは再就職活動をしていますが、もし活動自体をしていなかった場合。まず、一刻も早く活動開始して下さい。面接慣れするのにも時間が必要です。

Web制作会社・人材派遣/紹介会社・広告代理店の人事総務。人の人生を決めてしまう仕事という重責に押しつぶされ、ピロリ菌に感染していた胃が真っ赤っか。社屋移転の予算がないときは、自分でオフィスの配線を行い、感電して2週間入院したことも。現在は、中小企業向け人事コンサルティングを行う。孤独で相談相手がいない社長と朝まで激論を交わしたりするが、とにかく本に書いてある理論よりも現場がどうなっているのか、どうしたいのかを聞きまくるのが楽しくてたまらない。