横浜のご当地感を重視した2種類のキットカット

箱のデザインがオシャレ
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続いて、2種類のキットカットを出しているネスレ。こちらも本社が神戸なので、広報の細川さんにメールで質問に応えてもらった。

プリッツに比べて新しい商品で、ストロベリーチーズケーキ味は2008(平成20)年11月の発売。これは、2009(平成21)年の開港150周年に合わせて展開されたため。
その後、第2弾として杏仁豆腐味を2010(平成22)年9月に発売している。

 

ほかの地域限定商品と比べても売り上げ好調という2つのキットカットだが、こちらでもどうやって“横浜の味”を決めたのかを聞いてみた。

横浜のご当地感を追求するため、社内で「横浜から連想されるものはなに?」というアンケートを実施し、その結果、洋風、港町、異国情緒、赤レンガ倉庫や中華街といった回答が多く出たそうだ。それを受けて、マンゴープリンや甘栗などの候補も出たが、最終的に味や横浜とのイメージとの合致具合を考慮して、ストロベリーチーズケーキと杏仁豆腐が選ばれたわけだ。

もちろん、こちらも実際に食べてみた。

 

どちらもホワイトチョコレートでコーティングされている。まず杏仁豆腐味は、味以上に香りがスゴイ。小袋を開けるとフワッと杏仁豆腐の甘い香りを感じることができる。試作段階では、杏仁豆腐のまろやかな甘みを出すために試行錯誤を繰り返したそうだ。
 

箱を開けてもオシャレ
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一方のストロベリーチーズケーキ味は、チーズケーキとストロベリーのバランスがポイントで、両方の味を感じられるように工夫されているとのこと。

ストロベリーの甘みが感じられ、後味にチーズケーキが残る仕上がりになっていた。

 

取材を終えて

数は少なかったが、工夫をこらした横浜限定お菓子。

個人的には、エビチリプリッツがお気に入り。ピリ辛が後をひいて、これでビール飲んだらうまいだろうなぁという感じ。お酒を飲まない人や、女性にはキットカットがオススメ。

青森のリンゴや愛媛のミカンのように、コレと言った名産の食べ物がない横浜だから、中華街や異国情緒といったイメージを元にしたお菓子が出来上がったんだろう。

そういう意味では、観光客だけじゃなくて、地元の人が食べても新鮮に感じられるはず。食べたことない人はぜひ!

  

※本記事は2012年1月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。

 
 

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