昨年末にAKB48を卒業するって言った大島優子ちゃんが、さっそく見に来てくれました。
私は、48グループで彼女の背中をずっと見て来て、心友でもあるんですが、人間として本当に尊敬しているんですね。秋元才加と彼女がいなかったら、今の自分はいなかったと思っているし、今回の舞台に立てるって決まったときも、いち早く二人に伝えました。

だから、舞台に立った自分の姿を見てもらいたい、っていうのがスゴくあって。優子が舞台を見てくれて、その後会って、「舞台の内容、どうだった?」 って感想聞いたんですね。

もともとお芝居が大好きな優子ではあったんですが、佐江のお芝居を見て、「芝居って、やっぱりいいなあって感じさせてもらえたし、それに作品もスっゴく温かった」っていう感想をもらえたんです。それを聞いて「ああ、本当にうれしいな」って、心から思ったんです。

――佐江ちゃんが、上海の劇場に立った初日のときも、優子ちゃんから「佐江、頑張れ」の力強いメッセージがあったんですよね(第37回)。同じく心友トリオの秋元才加ちゃんも、今回の初日を前にして、佐江ちゃんを応援するカワイイビデオをSNSに投稿されてましたね。

はい! うれしかったな。でも、なぜかずっとエンドレスで流れるから、私、もう、何なんだろう? って思って、気づいたら10回ぐらい見ちゃったんですよ。どうしたのかなあと思って(笑)。今、彼女も舞台の真っ最中で、スゴく頑張ってますからね。

――お互いにいい刺激を与え合うという感じでしょうか。

そうですね。私も彼女の舞台を見に行きたいと思っているし、彼女にも見に来てもらえたらな、っていうのもあります。

――AKBの後輩の方々も、たくさん舞台を見に来られてますね。

はい。後輩の中には、「舞台に立ちたい、っていう夢があるんですけど、今の私じゃ、絶対かなえられないって思ってました。でも、佐江ちゃんの舞台を見て、やっぱり私は舞台に立ちたい! って改めて思いました」って、言ってくれる子もいて。

そう言われると、後輩の背中を押すことができて、スゴく良かった、と思いました。今、AKB48グループのメンバーに関しては、私自身もSNH48のメンバーだから、軽い言葉をかけてあげることができないんですよね。

――それは、どうして?

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