[第50回]宮澤佐江と「ミラチャイ」連載の6年、200回以上を振り返っていくーやっと笑って話せるあのときのこと

 

新しい人たちとの出会いもそこから増えて、考え方も変わってきていますからね。

ーーそうですね。48グループにいたときには、出会わないような人たちとの出会いがありましたよね。

そうですね。だからといって、めっちゃがっつりと外の仕事をしていたわけではなくて。自分は、そうじゃなかったのがよかったと思うんです。

グループ以外の仕事をたくさんしたばかりに、「早く卒業したい」って、思っちゃう子をそれまで見てきていたから。私は、外の世界の人の話を聞いて、「私もそうなりたい」と思って、卒業を決めたわけではなくて、

「外の世界ではそういうこともあるのかぁ。なるほどなぁ。卒業したら、そういうふうになれたらいいなぁ」

っていう考えだったんです。いい意味で、人に左右されず、素直に生きてこられたんだと思います。

ーー人の意見になびいてしまうことも多いと思うんですよ。

それは、昔からなかったです。例えば、ファッションにしても、今それが流行っているからといって、自分も流行を追うことは本当になかった。自分が着たい、かわいいと思った服を着ていたし、衣装についてもそうでした。

流行は、たまに取り入れたりして、流行りにのることもあるけど。それを続けることはありません。

「人に左右されない」

これは、自分の「根っこ」の部分にあることなのかもしれないです。

 

ーー考え方は、もちろん進化している部分もあると思いますよ。でも、根っこの部分は変わらないし、グラついていない。

うん、うん。

ーーさあ、佐江ちゃん。お話はまだまだ尽きませんね。もっともっとお話を続けたいのですが、今回はここまでとして、この続きは次回の「ミラチャイ」連載で、といたしましょうか。

はい!

ーーそれでは今回も、たくさんのお話をありがとうございました。次回もまたよろしくお願いします!

ありがとうございました! 連載がスタートしてから長い月日が経ちました。長い時間は経ったけど、あのときから自分の「根っこ」は、やっぱりずっと変わっていません。

でも、そこから出ている「枝」や「葉っぱ」は、今、いろんな方向に伸びていってます。お話は次回へ続きます。また、「ミラチャイ」で会いましょうね!

撮影:山田大輔 スタイリング: 藤井エヴィ ヘア＆メイク:伊藤遥香

次回の更新は、7/20(金)予定です。