これだけでどうしてわかるのか、実例で解説をしていきましょう。

例:体重が50kgの人の場合

ケース1 バランスがとれている場合

1日目 朝の体重:50.0kg

夜の体重:50.5kg

2日目 朝の体重:50.0kg

この例を見ると、朝の体重が50kgで夜の体重が50.5kg。でも翌朝には、1日目と同じ体重の50.0kgに戻っていますので、その日の食べた食事の量や運動量は適切なので、体重は増えていません。

ケース2 体重が増えて注意したい場合

1日目 朝の体重:50.0kg

夜の体重:51.0kg

2日目 朝の体重:50.5kg

こちらのケースは、1日目の朝の体重が50.0kgに対し、夜は51.0㎏になっています。そして翌朝は50.5kgですから、0.5kg増えていますね。前日を振り返ると食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしてしてませんか。

ケース3 体重が減っている場合

1日目 朝の体重:50.0kg

夜の体重:50.2kg

2日目 朝の体重:49.7kg

1日目の朝よりも、2日の朝の体重が少なくなっていますね。これは食べた食事のカロリーよりも、使ったカロリーが多いケースです。食事の摂取量が少ないか、歩いたりするなど運動量が多い場合です。

記録すれば太るのを防げる

夜と朝の体重を測るだけで、食べ過ぎかどうかがわかります。朝と晩の体重の差は、人によって違うので、測り続けて、夜と朝の体重の差を知ることが大切。

毎日食べすぎていたら、体重は少しずつ、知らない間に増えていきます。朝、晩の体重をスマホの手帳などに記録しておくと、体重の変化を意識することができます。

増えた体重を戻すときは、2~3日かけて戻すと、ストレスが少なくなるのではないでしょうか。

「体重が増えちゃった!」ときに気をつけること

体重が増えたときに、注意して欲しいことについてご紹介します。

・揚げ物は極力控える

・夜食にラーメンやおにぎりなどを食べない

・砂糖入りのコーヒー、清涼飲料水、炭酸飲料などを飲まない

・パスタにパンなどダブル糖質の食事はしない

・おやつなどに甘いものを食べない

・食事に野菜をプラスする

・歩く距離を増やし、通勤などでは階段を使う

体重が増えないようにするために一番大切なのは、食べる量を減らすのではなく、食事の質を変えることが重要です。

肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などたんぱく質。野菜はサラダだけでなく、お浸し、野菜スープなどの温野菜を食べるようにしましょう。糖質は主食のご飯などを食べ、お菓子は避けるようにしましょう。

食べ過ぎていないか、まったく動かない生活をしていないかを見直しましょうね。

体重を増やさないために食べて欲しい食材

食事は減らすのではなく、質を変えて体重をコントロールすることが大切になります。揚げ物や甘いものを控えて、野菜を積極的にとりいれましょう。

・おやつにヨーグルトやナッツを食べる

・毎食、ご飯などの主食を食べる

・肉や魚、卵、納豆や豆腐を食事に取り入れる

・野菜サラダをたっぷり食べる

・ホウレンソウ、小松菜、ピーマン、ニンジン等の緑黄色野菜を調理して食べる

体重を毎日測ることの大切さが、おわかりいただけたことと思います。朝、晩の体重を測り、自分の食生活を改善することで、体重を維持するだけでなく、ダイエットをすることがシンプルに思えてきますよね。

いつまでも健康でいるために、ぜひ体重を測る習慣を身に着けてくださいね。

栄養士。「食べてきれいに痩せてリバウンドしない」をテーマに、若い女性から経営者まで、広くダイエット指導。溢れるダイエット情報を精査して、正確で信頼できるものを発信しています。体の中から美しくなる情報もお届けしています。株式会社アリオール代表。