来ています、完全に来ていますNegicco!

先日の恵比寿リキッドルーム2daysで大成功をおさめ、初の全国ツアー、そして赤坂BLITZと新潟県民会館での初ライブが決定。さらにその日、新潟を拠点としたNGT48が結成されるというニュースが飛び込んだ影響で、Negiccoメンバーのツイートまでニュースとして取り上げられ、さらには様々な有名人がNegiccoについて言及する、という事態。今、一番アツいアイドルグループと言っても過言ではありません。

当初はリキッドルームワンマンレポート&最新アルバムレビューでお届けする予定だったのですが、既にいろいろな音楽誌・サイトさんで語られています。うーん、こうなったら、さらに盛り込んでいくのが鈴木妄想のNegicco特集! 2011年のサイト開設直後から何度となくレポートしているウレぴあ総研ならではの、大・大・大特集をお送りします!

まず1回目は、1stアルバム&2ndアルバムの2枚一挙詳細レビュー。実はこの企画、前回があるんです。タワーレコードのアイドル専門レーベルT-Palette Records移籍までの楽曲が詰まった「Negicco 2003〜2012 -BEST-」を全曲レビューしたのが、実に3年前でした。3年越しのレビューが成り立つ、というのが歴史あるNegiccoならではですよね。

シングル曲については、リリースイベントレポート、その他の曲でも過去レポートにリンクしますので過去のNegiccoの雄姿もお楽しみください。また、公式動画がない楽曲については、プロデュース/参加のミュージシャンによる楽曲をご紹介。Negicco楽曲がどれだけ広い音楽性を持っているか、少しでも感じていただければ! ではでは、2013年発売の1stフルアルバム『Melody Palette』からレビューしていきましょう。
 

『Melody Palette』2013

 

1:愛のタワー・オブ・ラヴ

作詞・作曲・編曲:西寺郷太

まず1曲目は『愛のタワー・オブ・ラヴ』から。この楽曲は2013年2月にシングルリリースされたのですが、それまでNegicco楽曲のほとんどを制作していたconnieさんではなく、NONA REEVESの西寺郷太さんが作詞作曲、そして編曲を手掛けました。

PVもクールなイメージで制作され、それまでキュート/ファニーなイメージのNegiccoに慣れていた自分にとって初見のインパクトは大きかったですね。現在の「さまざまな音楽家が手掛ける素材としてのNegicco」路線の幕開けを告げる、Negicco史上でも非常に重要な楽曲だと思います。ライブでは、突如始まる振付と後半の「イエ!イエ!イエ!イエ!Say NGC!」コールが盛り上がり必至!

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2:あなたとPop With You!

作詞・作曲・編曲:connie

コチラもシングル曲、2012年6月のリリースでした。楽曲を手掛けたのはおなじみconnieさん、海辺を駆け抜ける軽やかなエレポップ風味が印象的です。connieさんの楽曲の「海モノ」「夏モノ」はかなり打率が高いイメージがあります。と書きながら「冬モノ」も間違いないことにも気づいたので、ともかくconnieさんのポップセンスは素晴らしい!ということになりますね(笑)。

この曲をリリースした2012年あたりから、手の込んだPVが作られるようになりました。ウィグではありますが、ロングヘアーのMeguさんが見られるのはかなりレア。真っ青な衣装も印象的です!

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3:アイドルばかり聴かないで

作詞・作曲・編曲:小西康陽

2013年5月にシングルリリースされたこの曲は、渋谷系ムーヴメントの立役者、ピチカート・ファイヴとしての活動でも知られる小西康陽さんの手によるもの。いや、本当にこの曲は一つの大きな事件だったと思うんです。

10年アイドルを続けたNegiccoが「アイドルばかり聴かないで」と歌うトリッキーさと、いかにもピチカート・ファイヴ感のあるポップサウンドが絶妙にマッチ。「ざんね~ん!」というフレーズのキャッチーさもあり、「Negiccoがなんだかすごい!」というインパクトは特大でした。大槻ケンヂさんもこの曲にかなり反応されていましたね。

そうそう、Negicco&小西さんというコラボが実現するうえで、connieさんが『ガッター!ガッター!ガッター!』という曲にピチカート・ファイヴの名曲「東京は夜の七時」をオマージュしたメロディを入れていた伏線も忘れちゃいけません。connieさんのセンスの良さと楽曲へのオマージュ忍ばせっぷりが音楽ファン、ミュージシャンを惹きつけている部分って、本当に大きいんですよね。

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4:イミシン☆かもだけど

こちらはアルバム曲。このアルバムリリース前から、「シングルにイイ曲が揃っているなぁ。アルバムも良くなるんだろうなぁ」という予想はあったんです。ただ、ここまで全く捨て曲がない充実っぷりだとは予想も出来なかった…。

いきなり始まるストリングスに心を持って行かれて、三者三様のキュートな歌声がドラマチックに展開!語りパートでの「あなたのこと、好きじゃないわけないし」なんてキラーフレーズには、本当に胸がキュンと来ます。劇的なキュートさ! プロデュースしたユメトコスメ長谷さんは、新宿BLAZEでのワンマンライブや、初ホールワンマンとなる新潟テルサに登場されました。ファンの皆さんによる会場人気も高かったですね。

 

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