皆さんは、子ども部屋のインテリアをどのように選んでいますか?

特に乳幼児の部屋の場合は、ママのセンスや好みでコーディネートすることが多いはず。ただ、可愛くコーディネートしたつもりでも、色とりどりの子ども用のグッズが増えてくると、全体的に雑然とした印象になりがち。

ママが選んだインテリアが、後から子どもの個性や好みに合わなくなることも少なくないようです。

見た目もすっきりとした、将来にわたって子ども自身が過ごしやすい空間を作るコツとは?カラーセラピストでインテリアコーディネーターの草木裕子さんに、子ども部屋のインテリアの選び方を教えてもらいました。

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カラフルなグッズに合うよう、壁紙・家具はシンプルに!

草木さんによると、乳幼児の部屋のインテリアを選ぶときは、まず部屋に置かれるグッズの色から考えるといいそうです。赤ちゃんの目の見え方についても知っておいた方がいいとのこと。

「生まれたての赤ちゃんは視力が未発達です。新生児の頃の視力は0.03程度で、授乳中のお母さんの顔が見えることから始まり、だんだんと視力が高くなっていきます。その状態から、8カ月頃までに、徐々に見える範囲や距離が広がり、色を見分ける力も高まっていくといわれています。

ベビーグッズには、赤、青、黄、オレンジといったカラフルで鮮やかな色合いのものが多いですよね。赤ちゃんには、グレーやパステルカラーより、彩度の高いはっきりした原色が見やすいんです」

特に、オモチャやベッドメリー(くるくる回る飾り)は、赤ちゃんが見つけやすく目で追いかけやすい原色のものがおすすめなのだとか。

子ども部屋に置かれるグッズは原色系が中心でカラフル…と考えると、自ずとそれに合うインテリアも決まってきます。

「インテリアのベースとなる壁紙や家具などはシンプルなものにしておくと、グッズが増えても、ごちゃごちゃせずにスッキリまとまります。たとえばアイボリー色の無地の壁紙、木目調のタンスやキャビネットなどがいいでしょう」

グッズの収納に関するアドバイスも。

「子ども用のグッズは、アイテム別に整理している人が多いと思いますが、赤、青、黄の3原色の箱や棚を用意して、色別に整理するのも一つのアイデア。

深い緑は青の仲間、黄緑は黄色の仲間というように、ボーダーラインのあいまいな色は、最も近いと思われる色の箱に入れます。子どもに判断して片付けさせると、ちょっとした知育遊びになりますし、見た目もきれいです」

子どもの成長と好みに応じて調整を

成長するにつれて出てくる子どもの好みに柔軟に合わせられることも、シンプルなインテリアの利点だといいます。

「子どもも2歳前後から色の好みを主張するようになります。子どもの成長にとっては、好き嫌いを主張し、インテリアのカラーや持ち物を自分で選ぶ体験も重要だと思います。

それに、青空やお花、動物などの可愛い柄物の壁紙を選んだ結果、意外と早い時期から子ども自身が『子どもっぽい』と感じて嫌がるようになる…なんてケースもよくあるんです。

子ども部屋のインテリアのベースをシンプルにしておけば、子どもが好きな色や柄のクッションを置いたり、サッカー選手のポスターを貼ったりと、自分好みのアクセントを加えやすいですよね」

たしかに、ママにとってセンスがいい可愛い部屋が、子どもにとってもそうとは限りません。逆に、子どもの好みの部屋がママから見ると微妙…ということもありそうですが、なんといっても“子ども部屋”ですから、本人の好みをできる限り尊重してあげたいですね。

ただし乳幼児期には、一般的に、子どもの世話や授乳を担う母親も、子ども部屋で長い時間を過ごします。「特に妊娠中や産後は、ママ自身がリラックスできる空間にすることも大切でしょう」と草木さん。

「壁のような後で工事が必要なパーツや高価な家具はシンプルが一番ですが、カーテンやラグマットなどの後で買い替えできるアイテムは、ひとまずママの好みで選んでOK。子どもが生まれてから、本人の個性や雰囲気に合わせてアイテムを足したり変えたりして、徐々に調整していくといいのでは」

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