[第6回]宮澤佐江、初の"帝劇"経験同士の共演者・宮野真守に感じたある感覚って？＆26歳になって感じたこと

“この人のファンの方は、幸せだなあ!!! ”

って、本当に思いました! もしもアイドルの自分だったときに、マモさんに出会ってたら、“私、変わってたかな”って、すごく思います。

“こういう人に、初めて出会ったかも”っていうくらい、色々なことを教えてくれたり、相談もさせてもらったり。

その相談も、まず佐江と“同じ目線”に自分が立ってみてくれるんです。例えば、稽古中に私が悩んで、ずーっと同じシーンを見ているときも。さりげなく近くに来て、同じ目線で同じものを見て答えてくれるんです。

“ああ、これは、なるほどねぇ”って。一緒に台本を見て、キャロルの台詞をずっとマモさんが読んでくれたりして（笑）

マモさんにしてみれば、イズミルとして悩むこともたくさんあったと思うのに、一緒に悩んでくれる時間を作ってくれて。それがすごく有り難くて。。 本当に素敵な方ですね。

ーー他の方がどういう振る舞いをしているかを見ているのも、佐江ちゃんらしいですね。

どうだろう?? でも、マモさんの方が色んな経験をなさってるし、すごくたくさんのファンの方がいらっしゃるから。私がこんなことを言ったら偉そうに聞こえるかもしれないけど…、だけどどこか、

ファンの人やお仕事に対して、持っている感覚が一緒なのかなって、思ったんです。“似てる”という表現を使っていいのか分からないけど、“私と同じ感覚を持ってくれている”って、思わせてもらえたというか。

絶対に悪く言わないんです。自分が傷ついたことでも“ムカつく”とか“嫌だった”って、絶対に口に出さないんです。裏を返して“でもこれは、こういうことがあったから、自分にこういうことが起きたんだ”って考えて。

自分が今いるのは、“ファンの人や、周りの人がいてくれたからだ”って、すごく表現している人だし、伝わってくる人なんです。マモさんはスゴい人なのに、“忘れていないんだ、その感覚を”って、感じさせてくれて。

そういうことが、一緒にいてたくさんあったんです。

ーー本当に素敵な方なんですね。“ファンを、色々なところへ連れて行ってくれる人”というのは、佐江ちゃんのファンの方も、もしかしたらそう感じているんじゃないでしょうか。