3人の女の子から迫られたとき、脳はどう反応するのか

まずはゴーグルを装着。すると何やら万華鏡のような映像が再生された。

この映像を見た体験者の脳波がどう変化するかをチェックするキャリブレーション作業だという。人によってニュートラルな脳波の状態がまちまちであるため、基準となる数値を先に測定しておく必要があるというわけだ。

30秒ほどのキャリブレーションが終わると、いよいよ「脳波LOVEチェッカー」がスタート。

VR映像はスマートフォンとゴーグルを使って生成される

目の前に360度のVR実写空間が出現し、そこに3人の女の子(実写)が立っている。

VR空間での出来事なので写真で伝えられないのが残念なのだが、一人はおとなしい感じの巫女さん風の服装、もう一人はちょっと強気なミリタリー系、そして最後の一人はメイド喫茶の癒し系メイドさんのような格好をしている。

彼女らと目を合わせると、こちらに向かってデートのお誘いをしてくる。

そもそも距離が近い上にグッと身を乗り出すようにして甘い声でお願いされると、否が応でもドキドキしてしまう……!

これが脳波にどう反映されるのだろうか。自分としては巫女さんが一番好みのタイプなのだが、脳波次第ではぜんぜん別の女の子が「もっとも気になる女の子」として選ばれる可能性もあるという。

深層心理というやつだろうか。自分の脳みそなのに自分でよくわからないというのも何だか不思議だ。

3人からそれぞれお誘いを受けてしばらくすると、脳波の分析が始まり、結果がチャートで映し出される。

結果は……なんとミリタリー系の服の女の子だった!

何でも「好き」と「興味」の数値が一番高まったのが、彼女から話しかけられたときだったのだとか。

そうか、そうなのかー。脳はそういうふうに感じていたのか……。

そういうふうに言われると急にミリタリー系の女の子が気になってくるから自分の認識なんていい加減なものである。こうやって脳波という客観的な数値で自己分析するのも面白い。

ひょっとして未来の世界ではこういう装置が婚活パーティーに取り入れられているのかも?