[第12回]宮澤佐江、AKB48G「卒業」〜「王家の紋章」まで。2016年を振り返る

隔週になって、もう何カ月?

ーー7月からなので…、もう約半年になりますね。

は、はやいよ…!! 半年? 今年、すごく早かったなぁ。

ーーAKB48グループを卒業してからの日々はどうでしたか?

やっぱり、グループで活動していたときよりも、鮮明に覚えていることが多いですね。

お休みが増えて、色んなことを考える時間が多くなっちゃうのは、ちょっとツラいなっていう現状もあるけど…。

色々な出来事を明確に覚えていて、日付まで思い出せるのは、いいことなのか、悪いことなのか、まだ分かってないというか。

AKB48グループにいたときは、今、自分に何が起きているのか分からないくらい時間に追われていたから。充実はしていたけど、記憶がなくて、“あのとき、自分がどう考えていたのか”とか、振り返っても思い出せないんです。

だから、それに比べて今は、振り返れる時間があるから。でも、自分にはどっちのスタイルが合っているのかは、まだ分からないです。

ーーでも、両方を経験できるのはいいことだと思いますよ。

うん。。

ーーあんなに過密なスケジュールを経験することは、他の人が経験したくても、なかなか出来ないことだと思います。

本当にそうだと思う。うん。

あのときは、全く、忙しいと思っていなかったんですよ。今、振り返っても、“忙しかった”なんていう感覚が全くないんです。

そういう感覚が麻痺しているから、他の人が仕事をする感覚と、自分の感覚が“違ってる”なと感じることは今もあります。

私は、ショップ店員さんをしている友だちが多くて、皆「毎日朝○時から、夜○時まで仕事だよ」って聞くと、今は、「めっちゃ大変だね」って、言ってるんだけど。

でも、“自分も以前は皆と同じように、仕事してたんだ”って思って。自分って、すぐ感覚が麻痺しちゃって、鈍っちゃうなって思って。

来年の目標とかも、今はないからなあ。。

ーーそれは、また次回の取材で、お聞きすると思いますよ!