子どものモノはリビングに収納場所を作って

子どもにリビングで学習させる習慣をつけるなら、同時に子どものモノの収納場所もリビングにあったほうが効率がいいですよね。

特に小学校にあがりたてのころは、ランドセルの中身や宿題を親が一緒に見てあげることになります。使ったものは片付ける習慣を身につけさせるためにも、リビングに最低限の収納スペースを用意して、生活習慣を身につける訓練を親子でするのがいいそうです。

そして片付けの基本は、選ぶ、しまう、続ける、の3ステップが基本。

まずはおもちゃや洋服など1つの種類のものを全部出して並べ、全体量を把握することから始めてみましょう。

全体量がわかったら、その中で何が大切かを選び取ります。子どもが4~5歳からは一緒に作業できるので、やってみてください。「必要か、必要でないか」「遊ぶか、遊ばないか」など言葉をかけて子どもに選ばせてみて、選んだらあれこれ言わないのがいいそうです。

「ここに入るぶんだけ」と最初に収納場所を意識させるのも大事です。

そして、「どこにあれば片付けやすいか?」「どんなしまい方なら戻しやすいか」など、子どもに質問しながらしまっていく作業に入ります。基本は、使う場所、遊ぶ場所の近くに片付けるようにしましょう。片付けが苦手な子どもには、放り込むだけのざっくり収納がオススメだとか。

片付けられたら、それを続けることが大事です。「出したらしまう」が自分でできるようになるまで、親が繰り返し声をかけてあげるようにしましょう。

そのときのポイントは、穏やかに、具体的に。できたときはもちろんほめることも忘れずに。どうしてもできないときは、片付けづらい理由があるのかも。折にふれて見直すことも必要です。

子どもが親の目の届く範囲で学習できて、片付けの習慣まで身につけることのできる「リビング学習」、ぜひ取り入れたいですよね。

「頭のいい子に育つ!リビング学習&子どものモノ収納術」では、リビング学習を取り入れた家庭のさまざまなケースや、より具体的な収納法を実例つきで紹介しています。

まずは子どもが学習しやすくモノが片付けやすい、快適なリビング作りから始めてみてくださいね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。