[第30回]宮澤佐江、ロサンゼルスで起きた大きな変化＆"ユーミン×帝劇"製作会見で晴れたある悩み

 

めっちゃ重要!

ロスや、パリへ一緒に行った方たちは、自分より年上の方たちなので、こういう言い方をしたら失礼かもしれないけれど、価値観とか、時間の使い方とかがすごく合うんです。

その感覚が合うってすごく大切なことで、旅行の間、ずっと一緒にいても楽なのは、全てにおいて価値観が合うからなんだって思いました。

――例えば、好きな人と一緒に旅に出ると、相手の価値観が分かりやすいとも言いますよね。

なるほどぉ…。

去年、トレッキングの番組に出させていただいたときに、もし好きな人ができたら、山登りを一緒にしたいと思いました。山登りすると、その人の性格が全部出るから。

「疲れたぁ〜〜」

とか言うヤツ! マジ嫌いっ!

――（笑）。NGですか?

女の子だったら「疲れた〜」って、言ってと思うんです。でも、私は絶対「疲れた」とは言わずに、「キツい〜! 」とか、「ふわぁ〜、がんばろー」って、言うタイプだから。そのときに相手の人が、

「よーし、がんばるぞ」

って、背中を押してくれる人は好きだけど、

「疲れた、マジだるい」

って言う人だったら、その時点でアウト! 帰り道で「別れましょ」って言うと思う。それくらい、トレッキングって、“人間テスト”ですよね。

でも…

――でも?

「つかれたぁ〜」とか言うダメンズを好きになる確率高いんですけど…、私。ダメンズじゃない人を好きになりたいな。

――（笑）。今年の夏を振り返って、いい夏休みでしたか?

はいッ!! いい夏休みでしたよーー!

がんばんなきゃね、今年、下半期ッ!

――そうですね。下半期も舞台のお仕事が、目白押しですね。ではここからは、その舞台のお話に移りましょうか。

はい!

――今年の冬、帝国劇場で上演の舞台、『朝陽の中で微笑んで』の製作発表記者会見が、8月の中旬行われました。松任谷由実さんをはじめ、脚本・演出の松任谷正隆さん、そして佐江ちゃんを含む、キャストの皆さんが登壇されました。