「配送の仕事をしています。
体力を使うし一日中運転する日も多くて大変だけど、お客さまとお話するのは楽しいし、お昼はひとりでのんびりお弁当を食べられるし、大きな不満はありませんでした。
あるとき、別の部署から入ってきた女性と一緒に回ることになり、年も近いし話しやすいかも、と思いながらクルマに乗り込みました。
業務自体はスムーズに進んだけれど、その日はたまたま荷物の量が多くて、慣れていない彼女は夕方にはクタクタ。
『少し休もうか』
と言うと
『あそこに○○ってカフェがあるじゃない、あそこに行きたい』
と返されて、さすがに仕事中にそれはアウトだよ、と。
『うーん、仕事が終わらないうちにカフェは、ちょっと無理かな……』
そう言うと、彼女は
『あなたが黙っていればいいでしょ』
ときっぱり。
そういう問題じゃないし、知り合いにでも見られたら言い訳できないし、正直“この人、やっていけるかな”と思いましたね。
結局カフェには寄らずに帰りましたが、こういう考え方なのでやっぱり配送の仕事は難しく、次の年にまた別の部署に配置換えされました」（35歳／配送）
勤務中にカフェで休憩するのは、お昼ごはんならともかく配送の途中では規則違反になる可能性もあります。
黙っていればいいのではなく、その考え方そのものがおかしいと気づかない限り、どんな業務でもスムーズにこなすのは難しいかもしれません。
仕事には真摯に向き合う姿勢を忘れたくないですね。
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