アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノンイーグルス) (c)スエイシナオヨシ

トップ4と今季台頭したチームの組み合わせとなった『ジャパンラグビー トップリーグ2021』プレーオフトーナメント準々決勝。残念ながらサントリーサンゴリアス×リコーブラックラムズは中止となったが、キヤノンイーグルス×パナソニック ワイルドナイツにトヨタ自動車ヴェルブリッツ×NTTドコモレッドハリケーンズ、クボタスピアーズ×神戸製鋼コベルコスティーラーズがラインナップされている。

中でもキヤノン×パナソニックは唯一、同カンファレンスの対決となった。両軍は第3節で対峙。3月6日・昭和電工ドーム大分ではパナソニックが47-0の完封、キヤノンになにもさせなかった。

前回の対戦から2か月、キヤノンは沢木敬介監督のもと長足の進歩を見せている。3連敗スタートとなったが、ヤマハ発動機ジュビロに40-32と勝ち切ると、その後4連勝。プレーオフ2回戦では新加入したNO8アマナキ・レレイ・マフィが古巣NTTコミュニケーションズシャイニングアークス相手に躍動、43-13で完勝した。

一方のパナソニックは神戸製鋼との首位攻防戦で引き分けたが、その後も無敗をキープ。プレーオフ初戦も前半こそ7-7と近鉄ライナーズのゲームプランを受け止めつつ、後半に6つのトライをまとめ終わってみれば54-7。横綱相撲よろしく懐の深さを見せ付けている。

気になる試合登録メンバーは以下の通り。
【キヤノン】
1岡部崇人、2庭井祐輔、3東恩納寛太、4サウマキ アマナキ、5コーバス・ファンダイク、6エドワード・カーク、7杉永亮太、8アマナキ・レレイ・マフィ、9荒井康植、10田村優、11エスピー・マレー、12南橋直哉、13ジェシー・クリエル、14マイケル・ボンド、15小倉順平、16高島忍、17安昌豪、18上田聖、19田中真一、20嶋田直人、21田中史朗、22三友良平、23ホセア・サウマキ
br>【パナソニック】
1稲垣啓太、2島根一磨、3平野翔平、4ヒーナン ダニエル、5ジョージ・クルーズ、6ベン・ガンター、7布巻峻介、8ジャック・コーネルセン、9内田啓介、10松田力也、11福岡堅樹、12ハドレー・パークス、13ディラン・ライリー、14セミシ・トゥポウ、15野口竜司、16堀江翔太、17クレイグ・ミラー、18ヴァル アサエリ愛、19長谷川崚太、20大西樹、21小山大輝、22山沢拓也、23福井翔大

今さらながら、パナソニックのリザーブを含め23名のメンバーのクオリティの高さが際立つ。先発と同等の実力を持つフレッシュレッグを次々投入し、後半に勝負を決めるのも頷ける。

『トップリーグ2021』プレーオフ準々決勝・キヤノン×パナソニックは5月8日(土)・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。試合の模様はNHK BS1にて生中継。