アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸) (C)VISSEL KOBE
世界一流の美技がまだまだ日本で見られる。ヴィッセル神戸は5月11日、アンドレス・イニエスタとの契約を2年間延長することを発表した。オンライン記者会見に臨んだイニエスタは次のように胸中を語った。
「3年前にここでエキサイティングなプロジェクトを発表した。私と私の家族にとって第一歩、3年経った今も信頼してくれていることを感謝している。苦しい時期もあったが、『天皇杯』優勝や『ACL』出場などクラブの歴史を作ってこられた。神戸の関係者・チームメイト・ファンに感謝している。今日は特別な日。このプロジェクトに今後も関わっていける。私にとって周りに信頼されることが何よりも大事。今も3年前にこの地に来た時と同じ気持ち、これから2年間このプロジェクトに関われることにワクワクしている」
契約延長の理由を問われると、イニエスタはこう答えた。
「自分にとって一番大事なことは信頼されていること、大事にされていること。自分がまだこのプロジェクトでモチベーションとワクワク感を感じている。より一層チームに貢献できるようがんばっていきたい」
今後の目標について質問が飛ぶと、次のようにコメントした。
「自分のモチベーションはピッチで自分にできる最高のプレーを見せること。これからも神戸をさらに強くするための貢献をしていきたい」
神戸で現役を終える可能性について質問されると、イニエスタはこのように返した。
「いつまでもサッカー選手としてピッチでプレーし続けることはできない。いつか終わりが来る。このプロジェクトのために大きなモチベーションを持ってやってきたし、これからもやっていきたい。ここで最後までサッカー選手のキャリアを続けていきたいし、このクラブとはサッカー選手としてだけではなくさまざまな形で関わっていければと思っている。3年前にこのプロジェクトに関わった。もしこのプロジェクトに対して、モチベーションが薄れてきたと感じたら、自分から言う。今後も意欲を持って関わっていきたい」
この日37歳の誕生日を迎えたイニエスタは5月1日・『明治安田生命Ｊ１リーグ』第12節・サンフレッチェ広島戦で5か月ぶりに戦線復帰したばかり。次の試合となる『明治安田Ｊ１』第14節・セレッソ大阪戦は5月15日(土)・ノエビアスタジアム神戸にてキックオフ。試合の模様はDAZN、NHK BS1にて生中継。
