ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス) (C)スエイシナオヨシ

初のトップ4入りを果たしたクボタスピアーズのリベンジか、最多優勝更新を狙うサントリーサンゴリアスの返り討ちか。『ジャパンラグビー トップリーグ2021』プレーオフトーナメント準決勝が今週末キックオフを迎える。

4月3日・第6節は熱戦だった。後半12分までサントリーが26-7と試合を支配するもクボタは諦めず。後半14分から3つのトライをまとめ後半29分にはついに同点。クボタがイケイケ状態となるが、最後の最後、絶妙な角度で走り込んできたNZ代表88キャップの司令塔ボーデン・バレットがトライをズバリ。コンバージョンも決めてサントリーの33-26の勝利でノーサイドとなったのだ。

あの激闘から1か月半、サントリーはリコーブラックラムズとの準々決勝が中止となり休養十分で、クボタは前回王者・神戸製鋼コベルコスティーラーズを14名で打ち破った勢いそのままに準決勝へ臨む。

試合登録メンバーは以下の通り。
【サントリー】
1森川由起乙、2中村駿太、3垣永真之介、4トム・サベッジ、5ハリー・ホッキングス、6ツイ ヘンドリック、7小澤直輝、8ショーン・マクマーン、9流大、10ボーデン・バレット、11江見翔太、12中村亮土、13中野将伍、14中鶴隆彰、15尾崎晟也、16堀越康介、17石原慎太郎、18セミセ・タラカイ、19ジョー・ラタ、20テビタ・タタフ、21齋藤直人、22田村煕、23梶村祐介

【クボタ】
1海士広大、2マルコム・マークス、3北川賢吾、4デーヴィッド・ブルブリング、5ルアン・ボタ、6トゥパ フィナウ、7ピーター・ラピース・ラブスカフニ、8バツベイ シオネ、9井上大介、10立川理道、11タウモハパイ ホネティ、12ライアン・クロッティ、13テアウパ シオネ、14ゲラード・ファンデンヒーファー、15金秀隆、16杉本博昭、17羅官榮、18山本剣士、19青木祐樹、20末永健雄、21岡田一平、22岸岡智樹、23ファウルア・マキシ

サントリーは豪州代表33キャップCTBサム・ケレビ、WTBテビタ・リーのケガ人は間に合わなかったが、NO8タタフが戦線復帰、クボタは豪州代表71キャップのバーナード・フォーリーを出場停止で欠くSOには立川主将が入り、NZ代表48キャップのCTBクロッティが先発へ回った。

『第58回日本ラグビーフットボール選手権大会』兼『トップリーグ2021』プレーオフ準決勝・サントリー×クボタは5月16日(日)・東大阪市花園ラグビー場にてキックオフ。試合は無観客で実施。試合の模様はNHK総合にて生中継。決勝は上限5000人の有観客にて5月23日(日)・秩父宮ラグビー場で開催。チケットは5月16日(日)午前10時~17日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、20日(木)午前10時より一般発売。