――単刀直入に聞きます。上原さん、卒業を考え始めたのはなぜなんですか?
上原「みんなの成長を目の当たりにしてからですかね。初期の頃は私達3人も、イベントにマストで入ってたのが、少しずつ変わってきて、色々と下に任せられるようになって。下を育てる、という意味で、次の段階を考えた時に、もうそろそろかな、と。」
――8月の福岡取材でお話させていただいたときには、そんな雰囲気がなかったように感じています。卒業を決心したのはいつごろなんでしょう?
上原「そうですね、8月はまだ考えていなかったですね。「アイドル乱舞」ツアーの終わりぐらい、10月ぐらいかな…。ホントに大きく成長したみんなの姿を見て…。みんなも前に進んでいるから、私も、って。でも最後にもう一度走りたい、最後はぶっ倒れるまでやりたい。それならもう、悔いはないって。それで、次のシングルのプロモーション終わり(2013年2月)のタイミングを決めました。ここまで、本当にあっという間でした。デビューしてすぐに5月にバースデー公演をしていただいて、今年も開催してもらって…。まさかバースデー公演を2回出来るなんて思っていなかったんです。そのくらいきっと時間はないって自分の中にあったので…。とにかく本当にあっという間の1年半でした。」
――一ノ瀬さん、深瀬さんにもお伺いしましょう。お二人は、あさみさんの心の動き、近くで見ていて気付かれました?上原さんの卒業をどうお感じになりますか。
一ノ瀬「あさみは、一度気を張ったら、周りが見えない、突っ走って、隙がないんです。でも、最近少し良い意味で抜けてるかな、って思うことがあって。ちょっと、心がゆっくりしているというか、みんなに任せる気になってるのかな、と思いました。全部自分でやるっていうところが薄れて…。でもあさみが私より先に卒業するなんて…想像も付かないです。」
深瀬「全然想像付かなかったよね…。私自身は、見守る的な立場に回るのかな?もちろん、プレイヤーとしても、全力で、出来る限りのことはしていきますけど。若い子にLinQを任せて、いろんな活動をしたいかな…。」
一ノ瀬「私も、あえて口を出すつもりはないですね。若い子に任せようと思います。でも、私はまだまだ辞めれないって思います。あさみみたいに、胸を張って去っていけるようにぐらいに、自分のことも考えないといけないな、と思うから。私達も長くいられるわけじゃない。うちらのいなくなった後のLinQを見据えてやっていかないといけないな、って思います。」