新郎新婦を喜ばせる!スピーチ原稿の作成手順
STEP1:エピソードを探す
自分が素直に感じる、新郎新婦の人柄や魅力を紙に書き出す。例えば、「いつもニコニコ/男気がある/気が利く」など、短い言葉でOK。自分がなぜそう感じたかを考えていくと、自然とエピソードが思い浮かぶはず。メモをとりつつ、スピーチのキーワードを探そう。
STEP2:エピソードをひとつにしぼる
新郎新婦との付き合いが長いほど、紹介したいエピソードがたくさん思い浮かぶはず。しかし、あれもこれもと欲張っては、結果としてメッセージが不明瞭になってしまう。中途半端な印象にならないように、人柄が最もよく伝わるエピソードにしぼり込もう。
STEP3:取材する
エピソードの第1候補が決まったら、必ず「事実関係の確認」と、「新郎新婦の意外な一面を知る」ため、ご親族や友人の話を聞くこと。学歴や受賞歴などは、特に間違えないように確認し、自分以外の視点から見た魅力も盛り込めるとベター。作り話は絶対にNGだ。
STEP4:ブロックごとに書いていく
前述の「結婚式スピーチの正しい構成」に合わせて、ブロックごとに原稿を書いていく。特に時間の指定がなければ、印象に残りやすく、また集中して聞いてもらいやすい「3分」を目標にしよう。文字量の目安は、原稿用紙2枚分(約800文字)だ。
STEP5:「忌み言葉」をチェック
最後に、結婚式で外せないマナーが守られているかをチェック。「別れる/離れる/最後」など、離婚や再婚、死などを連想させる「忌み言葉」があれば、言葉を置き換えよう。また、「次々/たびたび/ますます/再三」などの「重ね言葉」も避けるのがマナーだ。
本番でアガらないために…結婚式当日にすべきこと
STEP1:司会者・会場スタッフに挨拶
スピーチ初心者であれば、開演1時間前には会場に到着し、心身を落ち着かせること。そして、まずは司会者に挨拶し、いざというときにフォローしてもらえるよう、味方につけておくことが大切。一緒に会場スタッフにも挨拶しておくと、困ったときに助けてくれる。
STEP2:スピーチする場所を確認
挨拶が終わったら、スピーチする場所を確認。招待席と、実際にスピーチを行う場所では、目に映る光景が明らかに違う。マイクの前に立ったとたん、スポットライトが当たり、ゲストの視線を一身に浴びる。あらかじめ、そのことをイメージしておきたい。
STEP3:心身のストレッチをする
会場を見渡したら、リラックスするためにまずは「心のストレッチ」をする。会場と自分を同化させるイメージで、ゆっくりと深呼吸しよう。その場で屈伸運動をしたり、身体を左右にひねったり、「体のストレッチ」もすることで、緊張を緩和することができる。
STEP4:事前にマイクテストをする
「ただいまマイクのテスト中です」のひとことでもいいので、一度マイクを通して声を出しておくこと。合わせて、マイクのスイッチやスタンドの高さを調整する方法も確認しておくと安心だ。スムーズに本番を迎えられるよう、準備を万全にしていこう。
STEP5:新郎新婦に挨拶する
忘れてはいけないのは、新郎新婦への挨拶。緊張しているのは相手も同じなので、堅苦しい挨拶より、冗談を交わし合うくらいがちょうどいい。新郎新婦を喜ばせたいという思いが何より大切なので、本番前にふたりの笑顔を見て、その気持ちを強くしておきたい。