松岡大起(清水エスパルス)

8月5日、サガン鳥栖より清水エスパルスへ完全移籍した松岡大起の加入記者会見がオンラインで行われた。2019年にトップチームに昇格、すでにハタチで確固たるポジションを築いたMFは次のようにあいさつした。

「清水エスパルス33番、松岡大起です。自分の特徴を出し、自分のやるべきことをしっかり出し、チームが勝つようしっかりやっていきたい。よろしくお願いします」

このタイミングで移籍を決断した理由を問われると、松岡はこのように語った。
「自分としてこの決断は本当に簡単ではなかった。移籍して人間的にも、プレーヤーとしても成長したいと思い決断した。自分としても、チームとしてもこれから良くなるようにやっていきたい」

清水でどんなプレーを見せたいか質問されると、こう返答した。
「チームが勝つためにやらないといけないと思っている。やるべきことはチームが勝つために自分の全力を尽くすこと。味方に声を掛けてコミュニケーションを取ること。自分でしっかりボールを奪い切ること。まずチームのコンセプトをしっかり理解して、味方とのコミュニケーションもしっかり取って、サッカーをやっていこうと思っている。ロティーナのサッカーを理解して、チームが勝つために全力を尽くしたい」

『東京五輪』を見て、『パリ五輪』への思いが強くなったか聞かれると、松岡は次のように答えた。
「自分の中で出たい気持ちは強くあるが、自チームで活躍しないと選ばれないだろうし、その前に一日一日一生懸命やらないといけない。今はどうやればサッカーがうまくなるか一日一日考えて生活している」

さらに松岡はチームの勝利を最優先することを誓った。
「清水のとか、鳥栖のとかではなく、自分を見せたい。自分がどういう選手でどういうプレーをするのか見せたい。チームが勝つために自分ができることを試合でも練習でもピッチ内でもピッチ外でもしっかり全力でやっていきたい。加入して自分の中で新たな発見がたくさんある。試合に勝利するために自分はやっていきたい」

また会見に同席した大熊清GMは「小さい頃から見てきた。サッカーはパーソナリティが出るスポーツ、自分に矢印を向けてプレーしていると思っていた。攻守にわたり戦う姿勢、アグレッシブにやること、チームのためにやる献身や向上心を感じられた。そういう選手と一緒にやれるのをうれしく思うし、彼の力とともに我々も一緒に発展できればと思っている。足し算ではなく掛け算で発揮してくれるよう、現場とフロントが一緒になってやっていきたい」と期待を寄せた。

リーグ再開は8月9日(月・休)・IAIスタジアム日本平での『明治安田生命J1リーグ』第23節・横浜F・マリノス戦。早ければこの試合が松岡の清水デビューとなる。チケットはJリーグチケットにて発売中。

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