主演の岡田将生(左)と妹役の川口春奈 (C)2021「聖地X」製作委員会

 前川知大氏が主宰する劇団イキウメの人気舞台を、入江悠監督が映画化した『聖地X』(今秋、劇場・配信同時公開)の第1弾キャストが30日、発表され、岡田将生と川口春奈が出演していることが分かった。

 本作を企画したのは、『犬鳴村』、『樹海村』のプロデュースチームと、『22年目の告白 私が殺人犯です』『見えない目撃者』などを手掛けたロボット。また、オール韓国ロケで臨んだ現場には『犯罪都市』『悪人伝』といった韓国映画を手掛けたB.A.エンタテインメントが参加している。

 物語は、夫との生活に嫌気が差し、離婚を決意した東要(川口)が日本を飛び出し、兄の輝夫(岡田)が住む韓国の別荘へ向かったことから始まる。突然、妹が来たことに驚く輝夫だったが、妹の傷が癒えるまで共に韓国で過ごすことにする。だが、それは悪夢の幕明けだった。

 岡田は「日本のスタッフ、そして韓国のスタッフと共同で作る映画は、海を越えても映画愛を感じる撮影の日々でした。迎え入れてくれたスタッフには頭が上がりません。異国での1カ月の撮影は、当初不安でいっぱいでしたが、コミュニケーションを取るにつれて団結していく現場は映画ならではの空気だったのではないかと思います」と回顧した。

 そして、「この映画、一癖も二癖もある映画になっています。一度でもこの映画に触れたら癖になること間違いありません」と語った。

 一方、川口は「なかなか全編海外で撮影することはないので新鮮でした。ご飯はおいしくて、人は優しくて、恵まれた環境の中でお仕事をさせてもらえたことに感謝です。どんな映画なのか説明するのが難しい内容になってはいますが、怖かったり、不気味だったり、考えたり、ハラハラしてもらえるんじゃないかと思います」とアピールした。