(右)夢眠ねむ(ゆめみ・ねむ)/7月14日生まれ/古漫画オタク
出会いの場はアキバのメイド喫茶だった
夢眠ねむ(以下、ねむ) 最初に二人が会ったのはアキバのメイド喫茶だったよね。
成瀬瑛美(以下、えいたそ) そうそう!
ねむ その時、私はお客さんだったんです。私は美大で美術を勉強してたんですけど、馴染めずにいて。行き詰まって、メイド喫茶に行った時に接客してくれたのが、えいたそで。
えいたそ 私がそこで働くようになったのは、何ヵ月もネットゲームにハマってて、そこの仲間に「秋葉原でメイドさんとして働いたらいいと思うよ」って言われたのがキッカケで。それで働き始めて何ヵ月か経った時にねむちゃんが来たという。でんぱ組.incは引きこもりが多いって話ですけど(笑)。
──第一印象はどうでした?
ねむ えいたそは清楚っていうよりは爆裂元気系でした(笑)。
えいたそ ははは! ちょっとアニメっぽかったかも。ねむちゃんはメイド喫茶に来る女の子のお客さんとはオーラが違ってた。研究のために来てる、みたいな感じで。
ねむ うん。一緒に働くようになって楽しくやってたんですけど、しばらくして二人ともその店を辞めて。でも、その後もメールしたり、遊んだりとか。
──その後に秋葉原ディアステージで再会した、と。
ねむ メイド時代から秋葉原ディアステージの話は聞いてたんですよ。みんな仕事帰りに立ち寄るようになって。
えいたそ 私はディアステージで歌を歌うのに憧れてたんですよ。でも、面接を受けたら2回も落ちちゃった(笑)。
ねむ で、私は、えいたそから落ちたって話を聞いて。「やめときなよ、ディアステなんて」みたいなことを言ってたんですけど、でも「アイドルってどんな感じかな?」って研究したくなっちゃって。面接受けたら受かっちゃったんです(笑)。
えいたそ で、私はディアステのホームページで、ねむが受かったって知った(笑)。
ねむ 気まずくて言い出せなかった(笑)。
──新曲の『でんでんぱっしょん』も最高ですよね。すごく盛り上がる曲になってる。
えいたそ ありがとうございます!!
ねむ アゲアゲですよね。でんぱ組.incの今年のテーマが世界進出なんです。「ちょっと世界に連れてっちゃうよ!」みたいな。でも、本拠地がアキバで、ウチらのままでっていう。
えいたそ 台湾とジャカルタでもライブをやってきたんですよ。私たちを知らない人たちばっかりだと思ってたけど、異様な盛り上がりにビックリして。
ねむ ホントに国境関係ないなって感動しました。