期間限定アイドルグループWanna Oneのセンターとして伝説を作り、現在はソロアーティストとして活躍するKANGDANIEL(カン・ダニエル)。

発売されたばかりの6枚目となるミニアルバム「Glow to Haze」のリリースを記念して、日本対面ファンイベントの開催が決定!

リリースに先駆け、チャリティーポップアップ・イベントのために来日したKANGDANIELに、最新ミニアルバムの話からプライベートの様子まで、たっぷりと聞きました。

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  • KANGDANIEL 撮影/矢島泰輔
  • KANGDANIEL 撮影/矢島泰輔
  • KANGDANIEL 撮影/矢島泰輔
  • KANGDANIEL 撮影/矢島泰輔
  • KANGDANIEL 撮影/矢島泰輔

――5月に東京・渋谷でチャリティポップアップストア「KANGDANIEL CHARACTER 『DAM-YI』POP-UP in JAPAN」を開催しました。ファンの反響はいかがでしたか?

ファンの皆さんがとても喜んでくれて、僕も嬉しくなりました。DAM-YI(ダミ)というキャラクターは「猫になりたい犬」なんです。僕が「猫のキャラクターにしたい」と提案したら、制作会社の方が、僕に似たキャラクターにしたいとおっしゃって。最終的に、「猫になりたい犬」になりました(笑)。

――6月16日に6thアルバム「Glow to Haze」をリリースしました。発売前のインスタライブでは「全てのトラックに僕の魂を込めた」とおっしゃっていましたが、どんなアルバムになっているのでしょうか?

デビュー以降さまざまな音楽に挑戦してきましたが、今思えば、僕の求めていた音楽とは乖離していたように思います。もちろん、何でも経験することは大切ですし、役立ったことも多くありました。ただ、作品の中で自分らしさを表現するのは、そう簡単ではなかったんです。今回は、自分が好きな音楽を思い切りやりたい、僕が伝えたいメッセージをきちんと届けたい、という思いで、今年の1月頃から制作を始めました。

「Glow to Haze」には、僕のプライベートな話や経験をたくさん盛り込みました。20歳になったばかりの頃は、お酒を飲んだり、旅行をしたり、友人たちと幸せな時間を過ごしていたけれど、歳を重ねるにつれて一人は働き出し、一人は進学して……と、それぞれ別々の道を歩み始めるようになった。じゃ、僕はどうだろうと思ったときに、20歳になった頃と同じ場所に留まっているような感覚があるんです。

先を歩く友人たちの背中を見ながら、一人取り残されたような寂しさや、自分はこのままでいいのだろうかという焦りを感じるようになりました。そんな僕のなんとも言えない感情を表現しています。アルバムを最初から最後まで聴くと、一人の若者が大人になって行く過程を感じられると思います。

――楽曲の順番にも意味があるんですね。

そうなんです。だから、ぜひ全体を通して聴いていただきたいです。

聞きたくても聞けなかった言葉を歌詞に

――収録されている5曲中、4曲の作詞に参加したそうですね。

タイトル曲の「Episode」は、今作の中で最も明るい曲です。僕は、ラブソングには4つの種類があると思っていて。一つは、青春時代の初々しい恋の歌。二つ目はバラードで歌われることの多い哀愁漂う歌、三つ目が韓国のトロットや日本の演歌で歌われる熟した愛の歌、そして、最後は恋愛ではない大きな意味での「愛」を歌った歌。

「Episode」は、この4つ目の「愛」を歌っています。歌詞の中の「君のためならなんでもしてあげる。だから心配しないで」というニュアンスのフレーズがお気に入りです。これは、これまで僕が聞きたくても聞けなかった言葉。辛い時期に、こんな言葉を直接言ってくれる人がそばにいたらよかったのに、そんな思いを歌詞に込めました。

――MVは映画「ナイト ミュージアム」を連想させるような不思議なストーリーですね。

ほとんど僕のアイディアです。曲を聴いてすぐに、ストーリーが思い浮かびました。劇中で僕が演じるのは、止まっているものを動かすことができる特別な時計を持つ探検家。夜中、博物館に忍び込んで離れて飾られていた石像のカップルをくっつける。いわゆるキューピットになる話です。

――「Love Game」では作曲にも挑戦しました。

「Love Game」は、友人と一緒に3日で完成させたんですよ。元々の候補曲が諸事情で使えなくなったため、似たようなテーマで作ろうという話になって。歌詞も3日で書き上げました。主人公は倦怠期のカップル。二人の気持ちが冷めたり盛り上がったりする様子をゲームに例えて、ピチカート(楽器)の音で、可愛らしく表現しました。

――特に思い入れのある曲は?

「Little Bit Lost」です。実は、この曲がこのアルバムの主人公だと思っているんです。朝までお酒を飲んで、思いつくことをして。全てを捨てて違う場所にいくことができたらいいのに。そんな現実逃避を歌った曲です。僕はこれまで、ボジティブな歌を多く歌ってきたので、この曲を聴くと、「カン・ダニエルって歌手を辞めるのかな?」と思ってしまう人もいるかもしれません。でも、それは間違った聴き方です(笑)。実際にはできないからこそ歌っているので、心配しなくても大丈夫です!

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