KAZUTA(n.SSign)

K-POPボーイズグループ初の日本人リーダーとして話題となったn.SSignのKAZUTA。デビュー1年を迎え2年目に突入した今年、新たな挑戦としてソロプロジェクトを立ち上げました。そのきっかけや展望について独占インタビュー!

今年1月、アパレルブランド「SULA」をブランティングし、ソロプロジェクトを開始した n.SSign のリーダーKAZUTAさん。その一環として、2月には『Katabui』プロジェクトを公開しました。3月22日発売の『韓流ぴあ』5月号では、ソロプロジェクトに対する思いや、『Katabui』の振付を担当したs**t kingzのNOPPOさんとの交流など、たっぷりと語っていただきました。今回は本誌発売に先立ち、誌面に入りきらなかったエピソードをご紹介します。

「やるだけやんな」――心折れそうな時を支えた姉の言葉

――KAZUTAさんが作詞に挑戦した「Katabui」には、練習生時代のストーリーを込めたそうですね。どんな練習生時代を送っていたのでしょうか?

いつ”帰っていいよ"と言われるか分からないので、毎日が不安でいっぱいでした。実力で証明するしかないと思っていたので、頭の中には、月末評価で結果を残すことしかなかったです。

つらい中でも頑張れたのは、親や友達、昔の学校の先生……僕を信じて応援してくれる人たちの存在があったからです。

本当に心が折れてしまいそうになった時には、姉に電話をかけたりもしていました。僕のお姉ちゃん、ちょっと怖いんですけど(笑)、心はものすごく優しいんです。

電話をすると、「やるだけやんな。本当に死にそうになったら帰ってこい」と言われて。「姉ちゃん、かっこよ。とりあえず、死にそうになるまでやるか」と思うことができたんです。

歌詞を書きながら、そういうことが全部思い出されて、心がぎゅ〜っとなりました。僕、けっこう頑張ってたよなあって。

――今回、振付を手掛けたs**t kingzのNOPPOさんとは、もともと親交があったのでしょうか?

ぜ~んぜん! NOPPOさんはたくさんのアーティストの方の振付を担当されていて、お忙しい方だとは思ったのですが、『Katabui』の曲調や僕が表現したいことを考えた時、NOPPOさんに作っていただくのがベストだと思って、ダメもとでオファーをしてみたんです。

そうしたら、まさかのOKをいただいて! ちょっとびっくりしました。なんでOKしてくれたんだろう(笑)。

――振付の練習はどのようにしましたか?

原点に戻る形でやりました。今は時間に制限があって一つの曲を早く覚えて、早く披露するのが常になってしまいましたが、練習生時代は時間がたっぷりとあるので、一つの曲に何日、何週間もかけて練習をしていたんです。

今回は、時間が結構あったので、原点に戻って、何時間も何週間もかけて一つ一つの要素を完璧にする作業をしました。

僕は韓国にいて、NOPPOさんは日本にいるので、直接会ってレッスンをすることはほとんど出来ませんでしたが、自主練動画を撮ってNOPPOさんに送り、フィードバックをいただくというやりとりを何度もさせていただきながら進めていきました。

教えていただいた中で特に勉強になったのは動きの強弱の付け方です。上手く強弱が付けられずに悩んでいたところ、僕の問題点をすぐに見つけて解決してくださいました。

――『Katabui』のパフォーマンスは、手指の先まで神経の行き届いた繊細な動きが印象的でした。

今回こだわったのは、まさしくそこで。指の一つ一つの動きや手の動きを大切にして踊ったので指先までぜひ注目していただきたいです。

――指が細長くてきれいです。

本当ですか? うれしいです。指がきれいという声はよく聞きますね。

意外とデメリットもあるんですよ。メンバーイチ指が細いので、スタイリストさんが準備してくださる指輪が、いつも僕だけブカブカで。申し訳ないと思っています。

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