この春は時代劇にハマる? 『大河ドラマ チャン・ヨンシル』と『客主~商売の神~』(原題)
この春のスカパー!は韓流時代劇が面白い。特に3月放送開始の2作品は、現代に生きるサラリーマンにも通じるような、研究やビジネスにすべてを懸ける男たちの生きざまを描いた内容が魅力。その2作とはソン・イルグク主演『大河ドラマ チャン・ヨンシル』と、チャン・ヒョク主演『客主~商売の神~』(原題)。両作の見どころ、面白さのツボを紹介します!
現代の技術者や職人に通じる『大河ドラマ チャン・ヨンシル』
『大河ドラマ チャン・ヨンシル』©KBS
視聴率50%超えとなった大ヒット時代劇『朱蒙(チュモン)』で視聴者を熱狂させたソン・イルグクの、久々の時代劇主演作として大きな話題を集める『大河ドラマ チャン・ヨンシル』。主人公は朝鮮第4代王・世宗(セジョン)に仕えた実在の人物だ。
奴婢(ヌヒ)として生まれたチャン・ヨンシルが、14世紀後半から15世紀半ば、明晰な頭脳を生かして様々な発明を行い、最高の科学者になるまでの波乱に満ちた生涯を、当時の社会や政治状況などを交えつつ描いている。当時の大国・明に留学し、日時計や水時計を発明し、天体観測器や緯度測定期などを開発した彼は、周囲の偏見にさらされながらも、その能力を高く買う王のもとで才能を開花させていく。
数々の苦労や試行錯誤を重ねながら研究に没頭し、奮闘する彼の姿は、メーカーで研究開発に携わる技術者や研究者、モノ作りに人生を懸けるプロフェッショナルな職人を連想させる。時代や国が違っても、新しいものを生み出そうとする人々の気概に変わりはないと実感できる。
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