田舎町を舞台に同級生の男女が温かな絆を紡いでいくドラマ『天気がよければ訪ねてゆきます』。

韓国の整形外科専門医たちが選ぶ『最もイケメンな韓国芸能人BEST 7』で2位にランクインするほどの“顔の天才”であり、ラブロマンスからサスペンスまで幅広いジャンルの作品で多彩な姿を見せているソ・ガンジュンが、初恋の女性との再会によって少しずつ変わっていく青年を繊細に演じる。

撮影のエピソードや共演したパク・ミニョンの印象などを聞いた。

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ウンソプは心の中に誰かの心を受け入れていくことになる人物

韓国で20万部突破のベストセラー小説が原作。演技派俳優パク・ミニョンとソ・ガンジュンが共演でも話題の『天気がよければ訪ねてゆきます』。

作品ごとに違った印象を見せるソ・ガンジュンが、本作では心に傷を負い、深い思いを秘めた青年ウンソプを演じた。

――今作への出演を決めた理由は何ですか?

原作小説にハマっていたんです。ドラマは少し内容が違う部分もありますが、小説が持っているメッセージ性や雰囲気がすごく良かったんです。

だからそれを期待しながら、この作品の台本を読みました。期待した以上に原作の良さがしっかり込められていて、とても満足しました。

――同名の人気長編小説が原作だけあって、作品全体が文学的な感じになっています。演じられたウンソプが経営する本屋『グッドナイト書房』で、人々を温かく見守っている姿が印象的です。

ウンソプは慎重な性格で人々をとても愛する人物です。その愛が、すべて心を捧げる愛ではなく、自分を守るために1歩、2歩下がって離れたところから人々を愛する愛なんです。

よく気配りができて、いつも周りの人々のことを案じていて、同時に自分自身のこともきちんとケアする、そんなキャラクターです。

偶然にもヘウォンと性格は似ているんです。この二人は全く違う生き方をしてきましたが、どこか似ている二人が出会って、ウンソプも少しずつ誰かを愛するようになり、心の中に誰かの心を受け入れていくことになる人物です。

――都会の生活に疲れ、故郷の田舎町に戻ってきたヘウォンと再会し、少しずつ心を開いてきますね。パク・ミニョンさんとの共演はいかがでしたか?

最初の顔合わせの時のミニョンさんの第一印象は、『本当にきれいだな』というものでした。そこに集まった他の俳優さんや監督さんも目を奪われていました。

だからこんなに美しく輝いている人が、ヘウォンという地味な女性を演じるなんて、キャラクターが合わないんじゃないかと思いました。でも撮影に入るとまた違うんですよ。すごく地味でした(笑)。おかげで僕も自然と役に没頭できました。

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