©「高良くんと天城くん」製作委員会・MBS

MBSドラマ枠「ドラマシャワー」にて、8月18日から放送がスタートするドラマ『高良くんと天城くん』(毎週木曜深夜放送)。

クラスの一軍で目立つグループに所属する高良と、目立つタイプではないものの明るくピュアな天城。同じ高校のクラスメイトでもグループカーストの差から交流のないように見えた二人だったが、いつの日かお互いが気になる存在となり、天城の告白から周囲には秘密の交際がスタート。ただ基本的に言葉が足りない高良と、いろんなことをつい考え過ぎてしまう天城の交際は、相思相愛のはずが順調とは言えず……。

そんな高良と天城を演じるのは、同じ日にオーディションを受けたというジャニーズ事務所の同期でもある佐藤新(IMPACTors/ジャニーズJr.)と織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)。お互いに予想外の共演だったという二人だが、気心の知れた仲同士、共に原作の世界観を大切にしつつ、話し合いも重ねながら撮影に挑んだという。

恋愛をすれば誰もが経験するような、相手を想うがゆえの些細なすれ違いや葛藤を繊細に描く本作に、二人はどのように向き合ったのか。キスシーンの裏話や、お互いのメンバーの反応なども交えつつ、語ってもらった。

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女性の方とキスシーンをするより、新が相手の方が緊張しない

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――お二人はジャニーズ事務所の同期入所という関係でもありますが、共演が決まった時はどう思いましたか。

佐藤:本当にびっくりしました。口がガン開きで固まってしまいました(笑)。自分がW主演をすること自体も予想していなかったし、しかもその相手が織山で。でも何より二人でやれることが嬉しいという感情がシンプルに一番に来ました。

織山:僕は「新!? 新か……」っていう。「謎だな、この二人がどうやって……」って。

佐藤:ねっ!

織山:でもその後に企画書を読ませていただいて「あっ、なるほど」と。「新に見えなくもない」って。

だから最初の反応としては「どうなるんだろう?」という不安もあったんですけど、話が動き始めてからはすんなりと受け入れられました。一緒にいる時はオーディションの時の空気感というか、懐かしい感じがして楽しかったです。

佐藤:そうね!

――作品の内容についてはどう思いましたか。

織山:特に抵抗はなかったです。コンサートを作る時とか、お客さんの、女性の目線になって考えられないとダメなので、そういう目線を持つことは普段からやっていますし。

ただ僕的には女性の方とキスシーンをするより、新が相手の方が緊張しないと思います(笑)。何なら男子高校生とかってふざけてチューしたりもするじゃないですか。でも新は撮影中ずっと「ドキドキする」って言ってましたけど。

佐藤:あははは(笑)。でも僕もキスシーンは織山とが初で、それに慣れてしまったから逆に女性の方とするってなったらめちゃくちゃ緊張するかも(笑)。

織山:(キスシーンを)したことないの?

佐藤:ないない!

織山:初? ファーストキスシーン?

佐藤:初。生粋のアイドルよ(笑)。

――「放送直前イベント」の際にもキスシーンのお話をしてくださっていましたが、ちょっとしたハプニングがあったとか。

佐藤:結構暑い日に、屋外でキスシーンがあって。キスシーン自体はその前にもあったので経験はあったんですけど……。

織山:いやもう撮り直しも含めたらキスなんか10回以上やっているんですよ。

佐藤:いろんな方向から撮るからね。

織山:それなのにリハーサルでもやってきたんです。これが初めてのキスシーンだったらわかるんですよ。でも何回もやった後なのに。

佐藤:あははは(笑)。

織山:「こいつ(唇を)つけてきたよ!」って(笑)。

佐藤:「つけてきたよ」って何(笑)。言い方!

織山:こういうご時世でもありますし、監督もしなくていいよって言ってたのに、チュってしてきて。カットがかかった瞬間に「おい! なんで(唇を)つけたんだよ!」って。

佐藤:「えっ? あれ? これリハーサルか」とか言って(笑)。

織山:「リハだよ! 何やってんだよ」って(笑)。

佐藤:いや、暑さとか緊張感もあって。僕はもうずっとドキドキしていたし。

織山:どんだけ好きなんよ(笑)。

佐藤:もしかしたら好きなのかもしれない(笑)。いやむしろ本番でちゃんとチューできたのが奇跡かもしれない。

織山:どういうこと?(笑) けど、本当に撮影中は真夏みたいに暑い日が多くて、暑さでセリフが全部飛んじゃうようなこともあったり。

佐藤:それで撮り直しもあったよね。でも(キスのことは)マジでごめん。

織山:撮影チームみんなで笑ってしまって(笑)。

佐藤:めっちゃ笑われた。次のシーンのセリフが飛んじゃうくらい笑われて恥ずかしかったです。場が和んだのは良かったですけど(笑)。