木村慧人(FANTASTICS from EXILE TRIBE)と山中柔太朗がともに初主演を果たしたドラマ『飴色パラドックス』が、12月15日よりMBSドラマ枠「ドラマシャワー」にて放送。
同じ週刊誌の編集部に所属する同期の尾上聡(木村)と蕪木元治(山中)は、正反対の性格ゆえにことあるごとに衝突。だが一緒に仕事をしていく中で、お互いにこれまでは見えていなかった相手の一面に気づいていき……。
真っすぐに仕事と向き合う素直な尾上と、クールに見えるが優しい心を持つ蕪木――どこか演じる二人と重なる一面もある役柄をどのように演じたのか、木村と山中が明かした。
またそれぞれ所属するグループのメンバーの反応や、自身の恋愛観、プライベートで二人で過ごした時のエピソードなどもたっぷりと語ってくれた。
今後につながる成長になったんじゃないか
――出演が決まったときの印象を教えてください。
木村:W主演という形でのお話だったのでプレッシャーもあったんですけど、すぐに「やらせてください」とお返事しました。本当に嬉しくて、すぐに原作を買って読みました。
このいただいたチャンスをものにして成長して、役者としても恥ずかしくないと言えるものを作りたいという感情でした。
山中:お話をいただいた際は驚きました。すごく嬉しくて、でも同時に主演としての不安はありました。「どんな役作りをしようか」「どうやってクランクインに臨もうか」とか、ずっと考えながら原作を読んだりして、準備をしていました。
――それぞれ、FANTASTICSとM!LKのメンバーはどんな反応でしたか。
山中:僕はメンバーにどんな役かとか、詳しいことを知らせなかったのもあって「ドラマやるよ」って言ったら、「頑張って!」ぐらいの反応でした(笑)。
(役者の活動も多い)佐野(勇斗)さんには「セリフってどのタイミングで覚えるの?」とかを聞いてみたんですけど、なんか彼は覚えが早いらしくて、参考になりませんでした(笑)。
木村:僕は最初に(佐藤)大樹くんに話して、その後、(八木)勇征くんとかにも話したんですけど、大樹くんから「主演はセリフ量も多いけど、現場作りも大事だよ」って言われたので、そこは意識しました。
あとは僕、セリフ覚えはもともといい方だったんですけど、今回はこれまで演じてきたものとは比べられないくらいセリフも多いし、ちょうど撮影がライブ(『FANTASTICS LIVE TOUR 2022 “FAN FAN STEP”』)のリハーサルと並行もしていたんです。
だからパフォーマーとして振りや構成も覚えなくちゃいけなくて、かなり大変ではありました(苦笑)。でもそれを乗り越えられたことは、今後につながる成長になったんじゃないかと思っています。
――大樹さんに教えてもらって、「これは役だった」ということはありましたか。
木村:セリフを覚えるときに相手のセリフを自分の声で録音して、それを使って練習をしていました。音として覚えるというやり方を教えてもらったんですけど、すごく覚えやすかったです。
あとは台本を写真で撮って、それをお風呂とか、移動のときとかにも見返せれるようにするというのも良かったです。
山中:僕も写真に撮るのはやっていました。誰かに教えてもらったわけではないんですけど、自然にやっていました。
――お二人は放送中のドラマ『恋と弾丸』(MBS)でも共演していますが、初対面の印象はどうでしたか。
山中:「人見知りなのかな?」という印象でした。確かに、僕らは古川(雄大)さん、馬場(ふみか)さん、七瀬(公)さんとの4人でずっと一緒に撮影していたので、慧人くんはそこへ途中から入らなくちゃいけなくて「緊張するだろうな」とは思っていたんですけど。
でもすごく礼儀正しくて、僕も見習わなきゃいけないと思いました。(木村に向かって)あと一緒に動画も撮りましたよね?
木村:撮った。それから、僕の誕生日(8月16日)が近くて、皆さんにお祝いもしてもらいました。
――夏に撮影をされていたんですね。
木村:8月くらいに。
山中:暑い時期でしたね。そう考えると結構前ですね。
――その時は次に共演することは知っていましたか。
木村・山中:知らなかったです。
木村:その時に「また近々会えたらいいね」っていう話をしていたら、このお話が来て。
山中:早かったですね(笑)。話が来て「お相手、誰ですか?」って聞いたら、慧人くんって言われて「えっ?」ってなりました。
木村:僕も「えっ、柔太朗? あのときの?」ってなりました(笑)。
――木村さんは初対面のときの山中さんの印象はどうでしたか。
山中:『恋と弾丸』のときは普段しない髪型(オールバックの金髪)してたので(笑)。
木村:今とは真逆でね(笑)。そのせいもあって怖いというか、「クールで無口なのかな?」って思ったんですけど、話してみたらすごくフレンドリーだし、笑顔だし、話しやすいし。いい意味で気を遣わずに一緒に居られる人という印象でした。