昨年末、ブロードウェイでのショー『The Illusionists(ザ・イリュージョニスツ)』に出演という日本人初の快挙を成し遂げ、今年3月からは宮本亜門さん演出のミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い~』に出演。
素晴らしい肉体美のビジュアルでも話題を呼んだ、今注目のパフォーマー・丘山晴己(きやま はるき)さん。日本舞踊からヒップホップ、バレエやラテン、さまざまなジャンルのダンスをこなすその背景から、アメリカでチャレンジする魅力、恋愛のお話までたっぷり伺ってきました!
――まずは『The Illusionists』に出演した感想をお願いします。
思った以上に、ショー自体の反響がすごく良くて。ブロードウェイの伝統的なショーばかりだった中に、今回のコンテンポラリーなショーが入ったことで、とても面白かったという反響が多かったです。僕自身もすごく楽しんでできたというか、夢の一つだったので、叶えられて嬉しかったですね。
――今回の『ウィズ』は、宮本亜門さんと森雪之丞さんが組んだ4作目で、増田セバスチャンさんが舞台美術を手がけるなど話題の舞台ですが、楽しみなところはどこでしょうか?
この舞台は再演なのですが、昔からある『ウィズ』という作品が新しく生まれ変わっていて。セバスさんの舞台美術で、すごく明るいポップな美術館のようなセットなんです。
本当におとぎの国に入ったようなメルヘンチックな世界の中で、亜門さんの演出だったり、出演者の皆さんが演じていくと、新しい感じのショーになるかなっていうのはあります。動かない美術が動き出すみたいな感じですね。再演ということで、前回よりもディープに、もっと面白くなっていると思います。
――『ウィズ』での丘山さんの役どころと、観て欲しいポイントを教えて下さい。
西の悪い魔女のイブリーンがドロシーたちを捕まえに行くという流れで、悪い組織“モンキー”のリーダー役です。ごついリーダーなんですが、ウィズの世界の中で最も恐れられているイブリーンと対等に向かい合える強さ、貫禄を出していければと思っているので、そこを観ていただきたいです。
その後にですね、スクリーンに投影した映像と一緒に合わせて踊ったりする演出があるので、そこも見どころです!
――以前「ウレぴあ総研」の記事で、インパクトある肉体美のビジュアルに注目して紹介させていただきましたが、肉体を作りあげるうえでしていることはありますか?