観客が5人と一緒に見た景色を、125台ものカメラで記録
嵐“初”のライブフィルムとなる、映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が、大野智さんの誕生日である11月26日に全国映画館で公開となりました。今回は、より臨場感が味わえるというドルビーシネマで鑑賞してきました!
本作は、嵐20周年を記念して2018年11月から2019年12月まで1年以上に渡って計50公演を開催し、1ツアーとして日本史上最大の累計237万5千人動員を記録した「ARASHI Anniversary Tour 5×20」のツアー中、東京ドームで行われた1日限りのシューティング・ライブの様子を、堤幸彦監督を始めとしたこれまで嵐に関わったスタッフたちが撮影したライブフィルムです。
嵐が5人だから見られた景色、観客が5人と一緒に見た景色を、125台ものカメラで記録しています。
観客の大歓声に鳥肌!4K HDRの立体感のある映像
2020年末でグループの活動休止に入った嵐。20周年という集大成であり、活動休止のちょうど1年前のコンサートツアーでもあります。
まず、「さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。」のキャッチコピーが付いた本作に、切なさや不安を感じて、「少し見るのが怖い」と感じている人もいると思います。
でも、そんな心配はいりません! あのときの最高の嵐のエンターテイメント空間がスクリーンいっぱいに繰り広げられ体感できる、まさに夢の追体験ができる作品となっているので、嵐のコンサート会場に行くつもりで、安心していつものワクワクした気持ちで劇場に足を運んでください。
東京ドームという巨大な空間を体感できるように作り上げられた、こだわりの音
ドキドキワクワクしながら座席につけば、待っているのはオープニングから東京ドームに集まった5万2千人のお客さんの大歓声!
櫻井翔さんがジャパンプレミアで“満員のファンの人に埋め尽くされた会場の一体感”を楽しんでほしい、とコメントしていましたが、まだコロナ禍前のため、有観客、そして声を出してのコール&レスポンスができたりといった、今ではまだ感じることの難しいライブの熱気を体験できるところが嬉しい!
しかも、「天井スピーカー」もあるドルビーシネマなら、歓声に包まれ、本当にライブ会場に入り込んだかのような感覚に。久々に感じる大歓声、嵐登場の瞬間の観客の熱量に鳥肌が立ちました。
今作の音に関して、東京ドームという巨大な空間を体感できるように苦心して作り上げたそう。
メンバーのマイクの反響音も感じることができ、まさに東京ドームの客席にいるかのように感じます。
お客さんの合唱などドームならではの広がりのあるサウンドやライブ会場特有の反響音にも注目してください。
衣装やステージ演出…ビビットな色彩も鮮やかに!
また、通常の映画館のスクリーンは2K SDR(スタンダード・ダイナミック・レンジ )ですが、最先端の光学・映像処理技術を採用したドルビービジョン プロジェクションシステムでは、広色域で鮮明な色彩と幅広いコントラストを表現するハイダイナミックレンジ(HDR)映像を実現。
従来のシネマフォーマットの約2倍の明るさ(31feet/lamberts(108nits))の高輝度なので、コンサート空間特有の暗い部分も潰れることなく、衣装や様々なステージ演出、特効の緑色や青色の炎まで、ビビットな色彩も鮮やかにスクリーンに映し出されます。
今回の撮影でこだわって入れたシネマカメラとされる30台のカメラはすべて4K6KでHDRでの撮影データの保管が可能なもの。その撮影データに対応したクオリティで画の仕上げを行なった、ドルビーシネマでの映像の立体感をぜひ感じてください。
なお、映画は基本的にフレーム数が24コマのため、パキッとクリアなBlu-rayなどのライブ映像とは異なる、エモーショナルな温度感のある映像になっているのも、今作ならでは。
いつもとは少し質感の違う、映画ならではの映像でより熱を感じられます。