大相撲力士はカッコよくて、かわいい! そう思いながら大相撲を楽しんでいるスー女は、私だけではないでしょう。

まだ大相撲を見たことがない方、ちょっと気になっている方に、大相撲の魅力を伝えたい。まずは「大相撲の入口」に立ってほしい。

そんな思いで、気軽な感覚で読める「イケメン力士」を切り口にした記事を書きたいと思います。毎回私の独断と偏見で、U30の若手イケメン関取(地位が「十両」以上の力士)を3〜5人取り上げます。

今回は「二所ノ関一門に所属する関取」編。

※大相撲力士は全員、相撲部屋に所属しています。現在46の部屋があり(2019年1月19日時点)、どの部屋も「一門」と呼ばれるグループに所属しなければなりません。一門は「二所ノ関一門」「時津風一門」「出羽海一門」「高砂一門」「伊勢ヶ濱一門」の5つ。各一門を1本の記事でご紹介していきます。

まっすぐさとふてぶてしさが魅力。阿武咲関

大相撲の世界には中卒、高卒、大卒時に入門する力士がほとんどのなか、阿武咲関は高校を中退して大相撲入りしたレアキャラといえます。

平成25年、阿武松部屋に入門し、記録的なスピード出世を続け、最高位は小結と、将来を期待される若手のひとりです。

今場所、関脇に昇進した貴景勝関とは同学年で、中学時代からのライバル。まだふたりとも22歳という若さ…!

昨年の三月場所は怪我で全休し、番付を下げていましたが、勝ち星を積み重ねて、幕内上位へと戻りつつあります。

1月19日付の『読売新聞』では、元横綱・稀勢の里関への思いを「相撲に対する考えが真っすぐなところに憧れる」と語っていました。

177cm、160kgで、足腰の強さに定評があります。どこか「ふてぶてしさ」を感じさせる話し方、自分の言葉を持っている様は、大器であることを匂わせるよう。

中卒たたき上げで「努力の人」。長身で甘いマスクの竜電関

稽古がとても厳しいことで有名な高田川部屋に所属する竜電関。高田川部屋は中学卒業後に入門する、いわゆる「中卒たたき上げ」組が多く、竜電関もそのひとりです。

入門から13年、たくさんの苦労がありました。一度は関取になったものの、股関節の大怪我やそれに伴う休場を繰り返し、一時は一番下の序ノ口という地位にまで落ちることに…。

それでもたゆまぬ努力を積み重ね、各地位で優勝を果たし、関取の地位に戻ってきました。十一月場所では自身最高位の地位で戦い、今場所「第55回大相撲幕内最優秀新人賞」(東京中日スポーツ制定)を受賞。

190cmの長身と侍のようなクールな顔立ちは女性人気も高いです。後援会の集まりに参加したことがありますが、土俵外では柔和な笑顔を見せてくれるのも、とても魅力的でした。