世界のオタク女子の実態は?「台湾のアニメイト」を直撃してみた
アニメやマンガ、ゲームなどサブカルを愛するオタク女子。日本では特別珍しくはなくなりました。それでは海外ではどうでしょうか。
日本との違いは? そもそも海外にもいるの? そんな疑問を感じた筆者が、海外のオタク女子について調査を実施。
今回訪れたのは、日本に次いでアニメやマンガの文化が根付いていると言われている、台湾。その台湾の中心都市・台北に店舗を構える「アニメイト台北店」を訪れました。
最新のアニメやゲーム、マンガなどのサブカルトレンドを発信し続けているショップ・アニメイト。2015年には47都道府県全国出店を成し遂げており、今なお全国のアニメ・マンガ好き女子を魅了し続けています。
そんなアニメイトですが、実は海外へ進出しています。2019年8月の時点で台湾のほか、4つの国と地域に出店をしており、店舗数も増えています。
その海外出店の先駆けともなったアニメイト台北店は、2000年にオープン。約20年間、台湾のアニメ・マンガ好き女子たちを見守り続けてきたアニメイト台北店より、現店長の清水さんに話を伺いました。
日本と台湾のアニメ・マンガ好き女子、共通点は?
――台湾ではどんなコンテンツが人気ですか?
清水さん「人気の傾向は日本とほぼ一緒です。今は台湾の会社がアニメの最新話を配信していて、日本のソシャゲもそのまま日本語でプレイされています」
――2000年にオープンしたアニメイトですが、約20年もの間にどのような変化がありましたか?
清水さん「2000年にオープンしたときは、台湾西門町(日本で言うところの渋谷のような繁華街)の小さなフロアから始まりました。その後何度か移転を行い、2015年5月に今の場所になりました。
移転してから広くなったことで、台湾のお客様のアニメイトの使い方が変化しました。
昔は狭いお店だったため、買い物のみが目的でしたが、今は店内が広くなったことでお客様同士の待ち合わせ場所にもなり、併設されたカフェとあわせて楽しめる空間となりました。その結果、お客様が店にいる時間が長くなりました。
また、店内が地下に広くなったことで外から目立たなくなり、逆にお店に来やすくなったのではないかと感じています」
――日本と台湾で、違いはありますか?
清水さん「お客様の考え方と、価格帯の違いがあります。
台湾では日本で買うよりも(価格が)少し高めになるため、自分の買い物はとても厳選します。
コスプレをしたり、痛バッグで推しキャラの表現をすることなどは、日本と同じですね」