撮影/友野雄

僕の人生の今は何章目くらいだろう。昔、そんな歌があったけれど、どんな人の人生にもそれぞれチャプターがあって、いろんな転機を挟みながら、人は次のチャプターへと進んでいく。

高杉真宙も今、ひとつのチャプターを駆け抜けている。取材が行われたのは7月。数日前に26歳の誕生日を迎えた高杉は「正直、自分の年齢に驚きが隠せない」と苦笑いをしながら、26歳になったばかりの心境を語りはじめた。

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年齢に自分が追いつかない感覚はずっとある

撮影/友野雄

「年齢と自分とのギャップみたいな。年齢に自分が追いつかない感覚っていうのはずっとありますね」

26歳といえば、もう十分に大人として認められる年齢。だからと言って、自分のことを大人になったと思える人もそんなに多くはないだろう。高杉真宙もそうだ。

「僕なんかクソガキですよ(笑)。でも、みんなそうなんだろうなと思ってます。30代も40代も50代、60代もみんな自分のことをクソガキだと思ってると思うんですよ。でも、なんとか大人のふりをして生きている。

きっと僕が今まで見てきた年上の先輩方も、年齢に合った立ち居振る舞いを必死に真似していくうちに、周りから見たら立派な大人に見えるようになったんだろうなって。僕もそうなれるように、ちゃんと生きていかなきゃと思っています」

©2022『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』製作委員会

26歳になったことへの感慨に含まれているのは、驚きか、喜びか、達成感か。そう尋ねると「驚きだけです」と答えたあと、少し考えて、こう付け加えた。

「あえて言うなら焦りとか。僕が初めて舞台に立ったのは中学1年生の夏。ちょうど今ぐらいの時期に稽古をしてたんですよ。ということは、僕は人生の半分はもうこの世界にいることになる。そのわりにはまだ何もなし遂げられていないというか。10年という月日が経っていると考えると、それが何かと言われたら明確には出てこないけど、もう少し何かあってもいいんじゃないかっていう焦りはあります」