家にこもる日々が続き、身体がなまっている…。トレーニングできなくて、筋肉が落ちてきた…。新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う、外出自粛要請の影響を受けて、そんな風に感じている方は少なくないのでは?

「プロレスラー」も同じ思いをしています。試合の多くが中止になり、いつ再開できるのか見込みが立っていない状況。トレーニングのために、ジムに通うことすらできません。

それでも鍛え上げた肉体を維持するため、プロレスラーは自宅でトレーニングを続けています。そこで今回特別にレスラーの皆さんに「 #レスラーうちトレ 」を3種類、写真と動画で紹介していただくことに。

毎回ひとりずつ登場していただき、外出自粛でトレーニングに行けない「ウレぴあ総研」読者やファン向けに、ビギナーでも挑戦しやすい、簡単なトレーニングを教えていただきます!

HARASIMA選手からバトンを受け取り、第3回目で登場するのはDDTプロレスリングに所属するプロレスラー、上野勇希選手です。

フォトギャラリートレーニングポイントを写真でじっくり見る

#レスラーうちトレ その1 クランチ

「厚みのあるタオルを膝にしっかり挟むことで、骨盤が閉まって腹筋に効きやすくなります」(上野選手、以下同)

やり方

1.タオルを畳んで厚みを付ける

2.床に仰向けになり、膝にタオルを挟んで、足は90度くらいの角度を意識して上げる。このときに膝をグッと締めて、タオルに圧をかけるようにする

3.腹筋が収縮するのを感じながら、みぞおちとおへそを近づける。上体を無理に上げすぎると腰を痛める恐れがあるため、上げすぎなくていい

※10回×3セットくらいから始めるのがおすすめ
※3のとき手は胸の前で組んでも、下ろしていてもOK。自分のやりやすい方法を選んで

鍛えられる部位

腹筋

やってみた感想

膝にタオルを挟むのと挟まないのとでは、腹筋のプルプル感が変わるように思います。動作中に腹筋の収縮を感じやすくなりますね。

#レスラーうちトレ その2 膝付き腕立て伏せ

「お尻は上がりすぎても下げすぎても×。手と膝、おへそで床をしっかり押して、上体を真っ直ぐにするよう意識してください!」

真っ直ぐでないと、関節に負担がかかったり、本来効かせたいはずの筋肉にアプローチしなかったりするそう。

やり方

1.腕を肩幅+拳1つ分程度開いて床に付く

2.膝を付いた下にタオルを敷いて、膝への負担を和らげる

3.手と膝で体を支える。このとき頭から膝裏までが一直線になるようにする

4.おへそ周りも意識しながら、脇を締めた状態で肘を曲げて、胸を床に近づける
※10回×3セットくらいから始めるのがおすすめ
※1の幅が広くてしんどい場合は、肩幅程度に狭めてもOK

鍛えられる部位

大胸筋、上腕三頭筋

やってみた感想

恥ずかしながら、今まで腕立て伏せをすると、腕にばかり負荷がかかっていましたが、こちらの方法だと胸に効かせることができた気がします。