最近は注目度も人気も上がり、ライブのチケットが入手困難になってきている関ジャニ∞。そんな彼らのライブには、テレビだけでは分からないさまざまな魅力があります。

これまで関ジャニ∞のライブを見てきた私が挙げる大きな魅力は以下の3つ!

1. ファンとの距離の近さ
2. 歌やダンス、バンドで魅せるジャニーズらしさ
3. ライブDVDに『各会場MC集』がつくほどのトークの面白さ

では、ひとつずつ説明していきましょう。

遠くにいるけどそばにいる気にさせてくれる「ファンとの距離の近さ」

最近では東京ドームを含む全国5都市のドームツアーを行うことの多い彼らですが、今年の夏の「関ジャニ∞リサイタル お前のハートをつかんだる!!」は、「いつも自分たちのライブに遠くから足を運んでくれるファンに喜んでもらえるように」ということで、今まであまり足を運んだことのない神戸・福井・長野・岩手・仙台・鹿児島・静岡のアリーナを会場にライブを開催しました。

私は地元でもある岩手のライブに参戦。8か所の中で一番小さな会場だったようで(収容人数・約5000人)、ボーカルの渋谷すばるは自身のラジオ番組『スバラジ』(NACK5)で「岩手のライブは熱かった。本当に楽しんでくれてる感が(他の会場と違って)特殊だった」と語り、さらに「(関ジャニが)ドームツアーをする前、必死でがっついてやってた頃を体感できた」と話していました。

今回のツアーはそうした文字通りの「距離の近さ」がテーマでもありましたが、ドームでライブをする時でも、彼らにはいつもファンのそばにいてくれる、そんなイメージがあります。

同じ世代のタッキー&翼や嵐のように、順風満帆の道を歩んできたわけではない関ジャニ。約1000席の地元・大阪松竹座すら満員にすることができない時期もありました。

その時は辛かったと思いますが、そういう時代を過ごしてきたからこそ、たくさんの人たちが応援してくれることに感謝し、イベント開催にしてもライブの構成にしても、ファンが求めていることを一番に考えています。

撮影協力:田中彩華

そんなメンバーの想いは、「エイター」と呼ばれる関ジャニ∞のファン心理をくすぐるツアーグッズや驚きの演出、セットリストの構成を通して伝わってきます。ちなみにこの「エイター」という呼び名を付けたのは渋谷。そんなところも含めて、心の距離の近さを感じさせてくれるのが関ジャニのいいところです。

また、ライブ最後の恒例のパフォーマンスもメンバーとエイターの心の距離を縮めるもののひとつ。横山裕の「俺たちが、最高で、最強の、関ジャニ∞!」というコールと共に、ステージでは7人が、そしてスタンドやアリーナでは観客全員が隣同士つないだ手を一斉に上に挙げるあの瞬間。

会場全体がひとつになり、私たちエイターは満足感と共に、「また見に来よう」「ずっと応援していこう」という気持ちになってしまうのです。