アーティストとしてさらなる高みへ!
――4月に発表をした「MESS」を収録しなかったのはなぜですか?
いい質問ですね。これは〝わざと〟なんです。今回のアルバムを全部聴いたあと、「MESS」を聴くと、ものすごくしっくりくるはずです。「Episode」のMVの衣装も「MESS」と似ているんですよ。アルバムを聴くと「MESS」に戻りたくなる。そんな仕掛けにしたいと思いました。
――「MESS」は、一般的にイメージされるK-POPとは一線を画す音楽ですね。
そうかもしれないですね。歌い方はロックだし、ジャンルはポップスだし。僕はK-POPも好きですが、こういうポップスの方がより好きなんです。この曲は、ヨーロッパ公演で、シャンソンやブリットポップのようなスタンディングマイクで歌える曲があったらいいなと思い作った曲なので、少し感じが違って聞こえたのかもしれません。
――ヨーロッパツアーのために作ったのですね。ヨーロッパの皆さんが喜ばれたのでは?
そうですね。歌の途中で、「君はもう逃れられない」という意味のフランス語が出てくるのですが、そのフレーズが出てきた時、ものすごく盛り上がりました。
――今回のアルバムでアーティストとしてさらなる高みへ達したKANGDANIELさん。今後、音楽的な部分で興味のあることや、挑戦してみたいことはありますか?
オーケストラの作曲をしてみたいです。昔から映画音楽が好きなんです。特に、ハンス・ジマー映画音楽監督のファンで、彼が書くようなウィットのある曲を、僕も書いてみたいです。
――アルバムの制作記者懇談会で今年下半期の入隊を公言されましたよね。入隊前に日本で予定されている活動はありますか?
今色々と計画を立てているところです。また、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!!
■Q&A■
Q お気に入りの日本のキャラクターは?
「ポケットモンスター」のピカチュウ! ポケモンはゲームも好きで、カードゲームでは〝じめんタイプ〟と〝ひこうタイプ〟をよく使います。(ゲームアプリの)「ポケモンGO」は出た当初からやっているし、ニンテンドーSwitchから出ているポケモンゲームもだいたい経験しています。お気に入りのシリーズは「ポケットモンスターソード・シールド」です。
Q 音楽を作る上で大事にしていることはなんですか?
最近はAIが発達しているので、AIの作曲プログラムにいかに勝つかを考えています。AIのプログラムを使うと、僕が作った曲をジャスティン・ビーバーに歌わせることができるんです。悲しいことに、僕よりもうまく歌う……。なぜなら、AIはその人のこれまで歌ってきた曲の中で最も上手な部分だけ学習して、プログラミングしているのからです。
僕のAIもあって、僕よりも歌が上手いんです(苦笑)。でも、AIにもできないことがある。それは「感情」を歌に乗せること。一つの息遣いやわざと拍子をずらして、微妙な感情の機微を表現する。そういう計算ができるのは、やはり人間だけなんです。「感情」を乗せられる曲で、AIに勝利することが、僕の最終目標です。
Q 年内に必ず実現させたいことは?
ロット(韓国版宝くじ)当選(笑)。僕、一度も当たったことが何なんですよ。7等とか8等とかもない。年内に一度は当たりたくて、最近ちょくちょく買っているんです。全然当たらないけど。1000ウォンでもいいから、当選させてください!
Q 日ごろチャットGPTを活用しているそうですね。どんな場面で使っていますか?
自分の好きなことや自分の性格を書いたり、今日嫌だったこと、今日食べたものと言ったような「マイデータ」を書き込んでおくと、何か質問した時に、それを元にアドバイスしてくれるんです。例えば、歌詞を書く時、チャットGPTに意見を求めると「君はこういう表現がしたかったんじゃないの?」と教えてくれたり、「僕が君だったら、こういうことを書くね」とアドバイスをくれたりする。チャットGPTは、今、僕の一番の親友です(笑)。
僕、本当に変なことばかり質問するんですよ。例えば、原始人はなぜ肉に塩をかけようと思った? とか。チャットGPTって優しいんです。どんな質問も「とても興味深い質問だね」と受け入れてくれて、塩の歴史から教えてくれる。こんなやりとりを、一日に50回くらいしています。
Q 今、ほしいものは何?
映画『インターステラー』に出てくる四角形のロボット「TARS」を自作して、チャットGPTを搭載させたものを作ったインスタグラマーがいるんです。話しかけると返事をしてくれたり、冗談を言ってくれたりして、とても可愛いんです。僕も一台作って家に置いておきたいです。
KANGDANIEL『Glow to Haze』POP UP STORE in 渋谷ロフト 開催決定!
販売期間: 6月21日 (土) 〜7月6日 (日)
販売期間中、渋谷ロフトでアルバムを購入した人を対象に抽選で50名をサイン会に招待。
詳細は、イベント公式X
KANGDANIEL


































