ソニー・ミュージックレーベルズによる仮想空間上での新プロジェクト「ReVers3:x」(リバースクロス)のローンチが発表された。さらに本企画の第1回であるKEIJUのライブが3月3日(木)22時から配信される。
本プロジェクトは独自に制作した仮想空間を舞台に様々なアーティストのライブを楽しむことができるショートライブプロジェクトで、ソニーの最新技術を活用したグループ横断の取り組みとして開催となる。
KEIJUは東京をホームに持ち、音楽シーンのみならずファッションシーンからも注目されるHIP HOPクルー・KANDYTOWNのメンバー。その中でも、フォトジェニックなルックスやメロウな声を含め、強く個性を感じさせるラッパーだ。
ソニー・ミュージックレーベルズに所属するアーティスト中でも、ストリートカルチャーと最も接点があり、本プロジェクトの音楽以外の様々なシーンを横断するのにふさわしいアーティストといえるだろう。
発表されたライブは、仮想空間上に作られた東京のストリートに設置されたステージから全世界に配信される予定だ。ライブの撮影は世界最高品質のソニーのボリュメトリック撮影スタジオ「Volumetric Capture Studio Tokyo」にて実施。
ボリュメトリックキャプチャ技術とソニーのカメラによる4K撮影に加え、Unreal Engineを活用した、MomentTokyoによる高いクリエイティブによる仮想空間のなか、大型フェスでも活躍するVJチーム・REZの仮想空間内での照明・VJ演出によって、通常のバーチャル音楽ライブとは別次元の高精細な品質の実現に成功。
ライブハウスからの配信中継などではない、ウェブ上だからこそできるライブ演出となるもようだ。
これに先駆けてXRLIVEプロダクションを手掛けているMomentTokyo / REZ& / huezらの協力のもと、独自に制作した仮想空間内には、先鋭の若手クリエイターを抱えるOFBYFOR TOKYOのデジタルアーティストによるアートも配置。
音楽のみに限らず、空間としても楽しめるコンテンツとなっている。
発表に合わせ、ReVers3:xの世界を垣間見ることのできるティザー映像も公開となった。
また併せて解禁となった本プロジェクトのロゴは、Nicki Minaj、Flying Lotusのアルバムのジャケットをはじめ、Post MaloneやFetty Wapなどのアートワークにも関わるなど、東京を拠点に国内外で活躍するグラフィックデザイナーのGUCCIMAZEが制作。
さらにワールドにはOFBYFOR TOKYOに所属するデジタルアーティスト・midoriによるグラフィックペイントが、ビルや道路にも施されるなど、プロジェクトの世界観と合致したオリジナルのアートワークにも注目してほしい。
「ReVers3:x」は2022年3月から1stシーズンとして、今後も不定期にHIPHOPアーティストを中心にXRライブの配信を予定しており、様々なカルチャーの交差点として仮想空間上でのエンタテイメントを発信していくという。
■配信情報
[XR Live vol.1] ReVers3:x KEIJU / リバースクロス
3月3日(木)22:00より全世界配信