社会と繋がり、共に時代を歩むバンド
思えば、GLAYはこれまでも多くの楽曲で社会へメッセージを発信してきた。
直近で印象的だったのは、2019年リリースのアルバム『NO DEMOCRACY』の収録曲「戦禍の子」だ。TAKUROが、シリア難民の支援に取り組むSUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)に話を聞いたことをきっかけに生まれたというこの曲では、難民問題や子供の貧困問題をストレートに歌っている。
25周年ツアーの横浜アリーナ公演で、TERUがこの楽曲を披露する際に「今すぐじゃなくて、10年後にこの曲が皆さんにどんな風に響いているのか楽しみです」と言ったことをよく覚えている。曲を通して、自分がこの深刻な社会問題に向き合うための種が植えられた気分だったからだ。
ミュージシャンとして夢を見せるだけでなく、現実を共に生きる大人として社会を見つめ、考えるきっかけをくれるGLAYは、人生の先輩のような存在だ。
「いつまでも4人でワイワイとバンドがやれればそれでいい」とメンバーはよく言うが、ただ仲間内で楽しくやっているだけでなく、音楽を通して社会と深く繋がり、この苦しい時代を共に歩む覚悟を持っている。今回の配信ライブで発信された言葉たちからは、彼らのそんな誠実な思いも感じられた。
本配信ライブのアーカイブは、3月15日まで視聴可能。同じ時代を共に歩んでくれるロックバンド・GLAYの豊かな音楽をぜひ味わってみてほしい。
配信情報
『GLAY ARENA TOUR 2021-2022 "FREEDOM ONLY"』配信チケット発売中!
[配信期間]アーカイブ:~3月15日(火)23:59まで
[チケット情報]視聴券 3,700円
[販売期間]~3月15日(火)21:00まで
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