E. H. シェパード『絵本 クマのプーさん』原画 1965 年 E. H. Shepard, Illustration for The Pooh Story Book by A. A. Milne. Courtesy of Penguin Young Readers Group, a division of Penguin Random House, LLC. © 1965 E. P. Dutton & Co., Inc.

「クマのプーさん」展が、東京・立川のPLAY! MUSEUMにて2022年10月2日(日)まで開催中。名古屋市美術館にて2022年10月8日(土)〜11月27日(日)に開催されます。

プー原作のカラーを含む原画が来日する貴重な企画展の展示内容を紹介します。

フォトギャラリー【フォトギャラリー】「クマのプーさん展」貴重な来日アート
  • E. H. シェパード『クマのプーさん プー横丁にたった家』原画 1957 年
  • E. H. シェパード『絵本 クマのプーさん』原画 1965 年
  • E. H. シェパード『クマのプーさん プー横丁にたった家』原画 1957 年
  • E. H. シェパード『クマのプーさん プー横丁にたった家』原画 1957 年
  • E. H. シェパード『The Pooh Cook Book』 原画 1969 年

プーの「夢のような時間」が広がる空間

「クマのプーさん」展 展示プランのスケッチ、齋藤名穂

「クマのプーさん」展では、貴重な原画が約100点来日。

原作「クマのプーさん」は、文字と挿絵が一体となって楽しめるよう計算して作られており、挿絵も重要な作品の一部です。

初版時は白黒でしたが、後に挿絵画家E.H.シェパード本人の手でカラーの挿絵も描かれました。

今回は、そのカラフルな原画が来日する、非常に貴重な機会です。

展示室は、インテリアやグラフィックにまでこだわり、物語の舞台である「百町森」(100エーカーの森)をイメージした空間に変身。

百町森の美しい自然を描いた原画に包まれることで、プーたちが暮らす世界を追体験できます。

カラー原画を、「クマのプーさん」の物語や関連詩集の文章とともに鑑賞できる、贅沢な空間。

「夢のような時間」を体験する場となります。

プーの故郷の景色で癒される

2022年の「アッシュダウンの森」 Photo: Kanon Okamoto

「百町森」(100エーカーの森)には、モデルとなった場所があります。

著者A.A.ミルンが、息子のクリストファーと遊んでいた、イギリス・サセックスのアッシュダウン・フォレスト。

プー棒投げ橋など物語に登場する場所が今も残っています。

広大な森の中で、プーたちが暮らす「魔法の場所」の空気を感じられる、美しい癒しの空間です。

今回、展覧会のためにアッシュダウン・フォレストの映像を撮り下ろし。

インスタレーション展示で、日本にいながらアッシュダウン・フォレストにいる感覚が楽しめます。

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