“映画×出会い×グルメ”を一度に楽しめる業界初の試み銀座シネコン
記念すべき第一回目は、新作映画「俺はまだ本気出してないだけ」(6月15日(土)公開/配給:松竹)を特別先行上映。人気のコラボ街コンだが、共通の趣味を持つ人たちが集う恋の戦場はいかに?
 

どこよりも早く最新作が楽しめる!

この日が初の一般公開となる映画、「俺はまだ本気出してないだけ」。
幸運にもチケットを入手した、シネコン参加者男女120名のみのリッチな貸切上映となった。
一年前から本作品を楽しみにしていた参加者の女性は、試写会よりも早く観られる今回の企画を知り、友人の了承も得られないうちからチケットを購入したそう。

気になる映画の内容は、42歳のバツイチ子持ち中年ダメ男の主人公(堤真一)が、「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞め漫画家を目指すというもの。青野春秋氏の同名漫画を実写映画化した作品で、テンポのよいコメディータッチのヒューマンドラマになっている。

会場内は笑いあり、うなずき(共感)ありと、楽しみながらもいい意味で考えさせられるひと時を過ごした。参加者の多くはスーツに身を包んだ仕事上がりのサラリーマン。自身と主人公を重ね合わせて観る人もいれば、純粋に作品を楽しみ「自分も頑張ろう!」と励まされている人の姿もあった。

 

立食形式だから、声をかけやすい!

映画鑑賞後は、新しくなった歌舞伎座などのデザインを手がける建築家の隈研吾氏がインテリアデザインを担当した人気のダイニングレストラン「Cafe Serre」に移動。
そして、乾杯の合図で街コンスタート! 今回は立食形式のため、会場内であれば行き来が自由。

観たばかりの映画について語り合ったり、事前にネームプレートが配られ、それぞれニックネームと好きな映画の作品名を記入していたためネームプレートの好きな映画が同じ相手を見つけて意気投合したりと、会場はあっという間に温かい雰囲気に。
同じ人とずっと話すというより、たくさんの人に話しかけ交流する姿が見受けられたのは、“映画好き”という共通の趣味がある分会話が盛り上がりやすいからかもしれない。店内のスクリーンで流れていた予告作品を観て、「今度、これ観に行かない?」といった会話も積極的に交わされていた。

途中、映画のペア招待券をかけて希望者のみのじゃんけん大会が行われたが、ほぼ全員が参加し盛り上がりを見せたその一帯感に、映画史上初“銀座シネコン”の大成功がうかがえたのは言うまでもない。