講談社のディズニーファン編集部/編のレストランガイドブックは、グッズガイドブックとともに長年発行されているムック。
レストランガイドブックは、「こんなメニューがあった」「こんなお店があった」と、何年後かに見返すことも少なくない歴史書でもあります。
今回発売された2022-2023のものは、今までにない要素も詰まっているので、手元に残したい保続版です。
20周年メニューが載っているので保存版
巻頭企画は、東京ディズニーシー20周年を記念したフードフェア「シーズナルテイストセレクションズ」。
アニバーサリー期間中、季節ごとに5回テーマを変えて提供される20周年お祝いメニューの中から
・~3月の「各国の伝統料理」
・3月~5月の「さくら」がテーマ
のメニューの写真と解説が掲載されています。
「シェフが料理にこめた思い」の一文も要チェック。
20周年のスーベニアやスペシャルドリンクなどの写真も並んでいます。
期間中に行かれなかった方や食べられなかった方も、この本で補完できますね。
私も1回のインでは胃袋が足りなくて断念したものもたくさんありますので、目で楽しむ事にします。
4店のシェフが自慢料理を解説するコーナーは大きな写真
4店のシェフに、その美味しさの秘密にインタビューで迫る「シェフのスペシャリテ」も必見。
1ページに1つのメニュー写真がドーンと載っているのは珍しいです。
東京ディズニーシーからは
- マゼランズの「真鯛と帆立貝のポアレ、オレンジ風味のヴァンブランソース」
- カスバ・フードコートの「コンビカリー・タンドーリチキン添え」
東京ディズニーランドからは
- ザ・ダイヤモンドホースシューの「ブラッケンド・ステーキ、グレイヴィーソースとオマール海老のバターポーチ」
- クイーン・オブ・ハートのバンケットホールの「フランクステーキ 和風ソース」
シェフがゲストに味わってほしいという“旨い”の秘密は、読んでいるうちにどれも食べたくなってくる読み応えです。
歴代レストラン本で初! TDLにお酒のメニューがある
各パークの各お店の定番メニュー紹介ページへと続くのですが、近年の歴史的変化はなんといっても2020年10月から東京ディズニーランドにアルコールのメニューが増えたこと!
都度メニューが変わるので、こちらのガイドブックに網羅されているわけではないのですが、ガストンの店(ラ・タベルヌ・ド・ガストン)で本物のビールが飲めるようになったのは、画期的でした。
新ファンタジーランドがオープンした時にもなかったのに、まさか、そんな日がくるなんて。
この本には、その記念すべきアルコールメニューが載っているだけでも価値があります。