6月17日~6月23日の期間に注目を集めたニュース

【今週のニュースダイジェスト】 6月17日~6月23日の期間、「BCN+R」のニュースで最も注目を集めたのは、一眼レフカメラ市場の縮小が止まり始めたことを報じる記事だった。また、冷房代を抑えるエアコンの使い方や、マイナポイント第2弾に関するニュースも注目度が高かった。

ついに底打ち一眼レフ、今後はニッチなカメラとして細々と延命へ

一眼レフカメラの縮小が止まり始めた。販売金額前年比が100.3%を記録。丸1年ぶりにわずかながらプラスになった。販売台数は90.4%と依然前年割れのままだが、平均単価の上昇が販売金額を押しあげた。全国の家電量販店やカメラ専門店、ネットショップのPOSデータを集計するBCNランキングで明らかになった。

今や販売台数、金額とも8割を占めるミラーレス一眼が主流になったレンズ交換型カメラ。一方の一眼レフは過去のものになりつつある。スマートフォンに押されカメラ市場の縮小が続いている只中、コロナ禍が一眼レフは終息のスピードを一層早めたともいえるだろう。販売前年比を見ると、台数、金額とも激しい前年割れが続いている。コロナ禍前の2019年5月の販売台数と金額をそれぞれ1とした指数は、コロナ禍に突入した2020年春に大きく落ち込み、4月には台数0.26、金額0.25と1年前の4分の1にまで落ち込んだ。

ニコンは、評判の良かったD500やDfなども販売を終わらせており、ミラーレスのZシリーズに賭ける意気込みが感じられる。これから一眼レフが逆転することはまず考えられない。正しい判断ともいえるだろう。つまり、一眼レフ市場の急速な縮小を主動したのはニコンだった、というわけだ。とはいえ、一眼レフのレンズ資産は豊富。光学ファインダーを好む層も一定数存在する。一眼レフ市場は今後、ニッチなカテゴリーとして細々と続いていくことになるだろう。(BCN・道越一郎)

30年前に一世を風靡した「バーコードバトラーII」が2022年になっても色褪せない理由

【木村ヒデノリのTech Magic #115】 タイトルを見てピンときた読者は筆者と同年代だろう。バーコードバトラーは1991年にエポック社から発売されたハードウェアゲーム機だ。当時すでに隆盛を極めていたファミコンをはじめとするテレビゲームをものともしない勢いで爆発的ヒットになった珍しいゲーム機で、そのコンセプトも斬新。同時期に普及し始めたコンビニにあやかった「コンビニウォーズ」という触れ込みで商品のバーコードを読み込んで戦闘力などに変換、対戦するというものだ。

30年経った今なお面白いと感じるのは、英数字しか表示されないという要素が働いている。多くのゲームで強さの他にキャラクターデザインや対戦でどう使えるかなど複合的要素を理解しないといけないのに対して、戦闘力がいくつかというのはシンプルでわかりやすく、現代ではかえって新鮮だ。「最近買ったあのお菓子って戦闘力いくつなんだろう……?」と昔を思い出して本体を買い直してしまった筆者の行動も、バーコードを戦闘力に変えて対戦するというコンセプトの良さを証明しているのではないだろうか。(ROSETTA・木村ヒデノリ)

エアコンメーカーがオススメする冷房代を抑える使い方

最近は電気代の値上がりが続いており、冷房のために電気使用量が増える夏場の電気代が気になるところだ。エアコンは使い方次第で電気の使用量を抑えられる。エアコンメーカーのダイキンがすすめる、効率のいいエアコンの使い方を紹介しよう。

心掛けたいのは、次の点だ。「扇風機やサーキュレーターとの併用」「温度を下げるより風量を上げる」「連続運転・自動運転がおすすめ」「フィルターや冷却フィンの汚れを確認」「室外機の置き方」「太陽の熱をさえぎる」。これらに加えて、打ち水や風が入ってくる窓に濡れたシーツを干すなど、昔ながらの知恵も活用したい。(ライター・ハウザー)

買い物なしに1人1万5000円相当もらえるマイナポイント第2弾

総務省が実施している「マイナポイント第2弾」の全ての申し込みがスタートする6月30日まであと半月弱。記者は第1弾でキャッシュレス還元最大5000円分は取得済み、第2弾の残りの条件「マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込」「公金受取口座の登録」とも完了し、6月30日以降のマイナポイントを申し込むだけだ。なお、15歳未満の子どもに限り、マイナポイントの予約・申し込みは法定代理人(親)の代理が認められている。15歳未満の子ども2人なら、本人分とあわせ、第2弾で獲得できるマイナポイントは、最大6万円相当(7500円+7500円+最大5000円=最大2万円×3人)にアップする。

マイナポイントの申し込み手続きは、自身で保有するマイナンバーカードの読み取りが可能なスマートフォン(iPhone 7以降など)のほか、自治体窓口や一部の銀行・家電量販店などで展開する「マイナポイント手続スポット」でも可能。マイナンバーカードの読み取りが面倒なら、マイナポイント手続スポットの自治体の特設窓口を利用しよう。ただし、6月30日から7月8日にかけて、市区町村窓口は混雑すると予想されている。また、オンラインでの申し込みもアクセスの集中が予想される。(BCN・嵯峨野 芙美)

ココイチの新サービスを満喫!

日本一有名なカレー店「Coco壱番屋(通称ココイチ)」が6月1日に夏の限定メニュー「スパイスカレーチキン夏ベジ」を発売。また同日に全トッピングをハーフサイズで注文できる新サービスを開始した。そこで今回はこの夏カレーをいただきつつ、ハーフトッピングをたっぷりと満喫してみよう。もちろん辛さは5辛だ!

Coco壱番屋「スパイスカレーチキン夏ベジ弁当」(1177円)に、三つのハーフトッピング、ルーをダブル、ライス大盛り、5辛、配達費も全て加えると「2378円」というなかなかの金額に。スパイス、マイルド、スパイス、クリーミー、スパイス、スモーキーと、どんどん味変できるから止まらない。わずか5分ちょいで、あっという間に完食した。

Tシャツと顔面が汗だくになりながら、冷水をゴキュゴキュー。やっぱり天国かいー!…とココイチの夏メニューを堪能して感無量。また絶対食べるかんね!と興奮したが、10分経つと一食2000円越えが心に響いてくる。う、お腹もいっぱいすぎるし、口もまだ痺れてるし、なかなかお高いし…次は注文する前に、身体のこととか財布のこととか、もうちょっと色々考えないと。(エフェクト・山葉のぶゆき)